TUDORS~背徳の王冠~登場人物相関図と宗教・キャストなど
Contents
- 1 TUDORS~背徳の王冠~ シーズン1の登場人物相関図
- 2 TUDORSチューダーズ~背徳の王冠~ シーズン1の登場人物
- 3 TUDORSチューダーズ~背徳の王冠~ シーズン2の登場人物相関図
- 4 TUDORS~背徳の王冠~ シーズン2からの登場人物
- 5 TUDORSチューダーズ~背徳の王冠~ シーズン3の登場人物相関図
- 6 TUDORS~背徳の王冠~ シーズン3からの登場人物
- 7 TUDORSチューダーズ~背徳の王冠~ シーズン4の登場人物相関図
- 8 TUDORS~背徳の王冠~ シーズン4からの登場人物
TUDORS~背徳の王冠~ シーズン1の登場人物相関図
TUDORSチューダーズ~背徳の王冠~ シーズン1の登場人物
チューダー朝王族
ヘンリー8世
チューダー朝第2代イングランド国王
離婚問題から英国国教会を創設。自ら首長となる
王位継承者に恵まれなかったのはヘンリー8世が梅毒だったためと信じられてきましたが、最近は違う説が支持されている模様。
マーガレット王女
ヘンリー8世の姉
この人は史実とドラマで全然違う
実際は
- ヘンリーの妹メアリーが高齢のフランス王と結婚、その後ヘンリーの友人チャールズと再婚
- ヘンリーの姉マーガレットは、スコットランド王ジェームズ4世と結婚する
史実でポルトガル国王に嫁いだ姉妹はいない
メアリーが結婚したのはこの本↓で離婚したがっているフランスの王様ルイ12世
ルイはこの↑離婚の後ブルターニュの王太后アンヌと再婚、そのアンヌが死んでイングランド王女メアリーと三度目の結婚。一年足らずで自分が死亡。メアリーはチャールズ・ブランドンと結婚。王の逝去によって即位したのがフランソワ1世。
最初の王妃キャサリン・オブ・アラゴンとその関係者
キャサリン・オブ・アラゴン
アラゴン王フェルナンド2世とカスティーリャ女王イザベル1世の娘でスペイン/神聖ローマ帝国皇帝カール5世の伯母
当時のイングランド国王ヘンリー7世の長男アーサー王太子のもとに嫁ぐが、アーサーは半年足らずで死去
その後次男のヘンリー(8世)と結婚した
カトリック
メアリー・チューダー
演:サラ・ボルジャー
ヘンリー8世とキャサリン・オブ・アラゴンの娘
後のブラッディ・メアリー。母と同じカトリック
エリザベス・ブラント
キャサリン・オブ・アラゴンの侍女でヘンリー8世の愛人。男児ヘンリー・フィッツロイを産む
ヘンリー・フィッツロイ
ヘンリー8世と愛人エリザベス・ブラントの間に生まれた男児
史実ではノーフォーク公トマス・ハワードの娘と結婚し、その3年後に死ぬ
2番目の王妃アン・ブーリンとその関係者
アン・ブーリン
ヘンリー8世の愛人で後に王妃になる
フランスで王妃の侍女を勤めていた頃にはフランソワの愛人だったという説もあり
実物のアンは、特別容姿に優れていたわけではなかったものの、フランスで身につけたファッションセンスと身のこなしが目を引き、非常に明晰で会話術にたけた女性だった模様
ヘン8の英国国教会が結婚のよりどころであり改革派
メアリー・ブーリン
アン・ブーリンの姉(妹という説もあり)でアンの前のヘンリー8世の愛人
トマス・ブーリン
演:ニック・ダンジグ
アン・ブーリンの父でフランス駐在大使を務めたこともある外交官
妻エリザベスはかつてヘンリー8世の愛人だったという噂あり
ジョージ・ブーリン
アン・ブーリンの兄(実際はおそらく弟。ここんちの3子、メアリー、アン、ジョージの出生順ははっきりしていない)
廷臣・宮仕えの人々
トマス・ウルジー枢機卿
演:サム・ニール
大法官。肉屋の息子から枢機卿に大出世しローマ教皇の座も射程圏内に
言うまでもなくカトリック
ペイス
ウルジーの秘書
ウルジーの下で働いていた実在の人物でエラスムスと親交があった
トマス・クロムウェル
ウルジーの秘書。ペイスの後釜
改革派
クロムウェルが善人として描かれているドラマ↓
※清教徒革命のオリバー・クロムウェルは、この人の姉(or妹)の孫の孫
トマス・ワイアット
アン・ブーリンと非公式に婚約していた男
本職は詩人。何を思ったかクロムウェルの助手になる
トマス・モア
法律家、思想家で「ユートピア」の著者。ヘンリー8世の子供時代の教師であり友人でもある
カトリック
その他チューダー朝関連ドラマ,映画,本はこちらに
バッキンガム公エドワード・スタフォード
ヘンリー8世の父ヘンリー7世の妃エリザベスの母エリザベス・ウッドヴィルの妹キャサリンの息子
エドワード3世の血を引いているため、世が世なら(ヘンリー4世の王位簒奪劇がなければ)国王だったかもしれない
ウルジー(左)とバッキンガム(右)見えない火花を散らすの図↓
ノーフォーク公トマス・ハワード
アン・ブーリンの伯父(母の兄)
後にヘン8の5番目の妃になるキャサリン・ハワードの伯父(父の兄)でもある
サフォーク公チャールズ・ブランドン
ヘンリー8世の親友
宗教にはあまり関心がない
※ずっと後に、束の間の即位後メアリー(ヘン8とキャサアラの娘)に処刑され「9日間のジェーン」と呼ばれるジェーン・グレイはこの人とメアリー(ドラマではマーガレット)の間の娘の娘
リアルのチャールズ・ブランドンについてはこちらに
アンソニー・ナイバート
演:カラム・ブルー
廷臣。落馬の人
ヘンリーの馬頭で槍試合の名手だった貴族トマス・ナイバートがモデル
ウイリアム・コンプトン
廷臣。トマス・タリスと仲いい人
この人も実在の人物。ヘンリーのために女性を調達する役を受け持っていたと言われる。熱病で亡くなったのも史実通り。
トマス・タリス
宮廷音楽家(実在)
ハンス・ホルバイン
肖像画家
息子も画家・版画家で名前は同じハンス・ホルバイン
フランス
フランソワ1世
フランス国王。カソリック
マルグリット・ド・ナヴァル
ドラマではナヴァルの王女となっているが史実ではフランソワの姉マルグリットはナヴァルの王妃
後のフランス国王アンリ4世の祖母で「エプタメロン」の著者
ヘンリー8世とただならぬ関係だったという話はTUDORS以外で聞いたことがない。まあ創作でしょう
プロテスタントに寛容なカソリック
スペイン/神聖ローマ帝国
カール5世
神聖ローマ帝国皇帝でスペイン国王(スペインではカルロス1世)
キャサリン・オブ・アラゴンの甥
母フアナは「狂女フアナ」と呼ばれるカスティーリャ女王
メンドーサ
神聖ローマ帝国/スペイン大使
チャプイス
神聖ローマ帝国/スペイン大使
チャプイス
は「シャプイ」「シャビス」と表記されていることもTUDORSチューダーズ~背徳の王冠~ シーズン2の登場人物相関図
TUDORS~背徳の王冠~ シーズン2からの登場人物
最初の王妃キャサリン・オブ・アラゴンの関係者
エリザベス・ダレル
宮廷を追われモア館に暮らすキャサリン・オブ・アラゴンの世話をする女官
2番目の王妃アン・ブーリンの関係者
エリザベス・チューダー
演:クレア・マコリー
ヘン8とアンブリの娘
後のバージンクィーン、エリザべス1世
母と同じ改革派
マッジ(マーガレット・シェルトン)
妊娠中のアンブリがヘン8に浮気相手として差し出す侍女
ジェーン(レディ・ロッチフォード)
演:ジョアン・キング
アンの兄ジョージと結婚する。改革派
ヘンリー・ノリス
アンの侍女マッジに求婚してもよいかとヘン8にお伺いを立てる紳士。改革派
3番目の王妃ジェーン・シーモアとその関係者
シーモア家の屋敷はウルフ・ホール
ジェーン・シーモア
アン・ブーリンの次の妻。カトリック
エドワード・シーモア(ハートフォード伯)
ジェーンの長兄
妹はカトリックだが兄弟は改革派
ヘンリー8世の死後も護国卿として権力を握り続けるが、最期は斬首刑に。
トマス・シーモア
ジェーンの兄。改革派
ドラマではいまいち存在感が薄いトマスは、ヘンリー8世の死後に色々やらかす。
エリザベスとの結婚を企んで接近したり、国王エドワード(ヘンリー8世の次の王。ジェーン・シーモアの息子)を誘拐しようとしたりしてしまいに斬首刑に。
この↓ドラマで詳しく扱われています。
カトリック教会
フィッシャー司教
演:ボスコ・ホーガン
離婚裁判でキャサリン・オブ・アラゴンの弁護を担当する
パウルス3世
ローマ教皇
カンペッツィオ枢機卿
演:ジョン・カバナ
パウルス三世法王側近の枢機卿
ウィリアム・ブレアトン
アン・ブーリンを暗殺しようと宮廷に忍び込んだ刺客
チャプイスに失敗を伝え、一度はイングランドを去るが、ローマ法王から「イエズス会士として命を捨てる覚悟で英国へ帰れ」との事実上の暗殺指令を受け、戻る
改革派
ウィリアム・ウォーラム大司教
当時のカンタベリー大司教
国王を国教会の首長と認めるものの、その権利を法の範囲内に限定する決議を出した
改革には乗り気だが、国王の権力が教会をおびやかす事態は避けたい
トマス・クランマー
演:ハンス・マシソン
一介の聖職者ながらヘン8とキャサアラの結婚は無効とすべきと明言していることがヘンリーの耳に入り、ウォーラムの次のカンタベリー大司教に任命される
カタリナ
クランマーがニュルンベルグで娶った妻。(イングランドでは司祭の妻帯は禁止)
廷臣・宮使えの人々とその関係者
マーク・スミ―トン
アン・ブーリン付の宮廷音楽家
キャサリン・ブルック
チャールズ・ブランドンの新しい妻。
プロテスタント
史実では、チャールズがメアリーの次に結婚する相手はキャサリン・ウィロビー
キャサリン・ウィロビーはマリア・デ・サリナスとイングランド貴族ウィリアム・ウィロビーの娘。マリア・デ・サリナスはスペインからキャサリン・オブ・アラゴンに帯同した侍女のひとりで、キャサリンの臨終にも駆けつけている侍女兼親友のような立場だった女性
「キャサリン」という名はキャサリン・オブ・アラゴンにちなんでいる
史実のキャサリン・ウィロビーとチャールズの夫婦は、チャールズの死まで睦まじい関係を続けた
リチャード・リッチ
演:ロッド・ハレット
クロムウェルの部下
クロムウェルに合わせて修道院の解体を進めるなど、改革派として動いているが、後々の言動からは本心ではカトリックを捨てていなかったようにも感じられる
あるいは日和次第でカトリックにもプロテスタントにもなれる人物か
TUDORSを見た人におすすめのドラマ,映画,本はこちらに
TUDORSチューダーズ~背徳の王冠~ シーズン3の登場人物相関図
TUDORS~背徳の王冠~ シーズン3からの登場人物
3番目の王妃ジェーン・シーモアの関係者
エドワード・チューダー
ヘン8とジェーン・シーモアの息子で第一位の王位継承者
幼少期はカトリックの教育を受けるが、キャサリン・パーがプロテスタントの教師をつけた
マーク・トゥエイン「王子と乞食」の主人公
アーシュラ・ミセルドン
ジェーン・シーモアの侍女
ロバート・タヴィストックと婚約中
アン・スタンホープ
演:エマ・ハミルトン
ハートフォード伯エドワード・シーモア(ジェーン・シーモアの兄)の妻
改革派
4番目の王妃アン・オブ・クレーヴズとその関係者
アン・オブ・クレーヴズ
演:ジョス・ストーン
ベルク公国(新興プロテスタント国)領主ヨハン3世の娘
小説「チューダー王朝弁護士シャードレイク-暗き炎」では、クロムウェルがアンの肖像画を眺めてため息をついたりしてます。
その他チューダーズに関係する本についてはこちらに
クレーフェ=ベルク公(ヴィルヘルム5世)
演:ポール・ローナン
アンの兄(実際は弟)
廷臣・宮仕えの人々とその関係者
フランシス・ブライアン
廷臣。アイパッチの人
改革派
道化(ウィル・ソマーズ)
宮廷道化師。ヘンリー8世がどうしようもなく落ち込んだ時の話し相手(実在)
この本↓にたくさん登場します
ガーディナー司教
王室顧問官
国王に従い英国国教徒となっているが、内心はカトリック
(英国国教をカトリック寄りにしたい)
TUDORS序盤にはこの人の登場場面はないが、史実ではウルジーの秘書だった
リズリー
秘書
ガーディナーに右へ倣えが基本姿勢
北方反乱軍
反乱軍は基本的に全員カトリック
とはいえこの本↓によると北部の反乱の背後には宗教問題以外の要因がたくさんあった模様
ロバート・アスク
反乱軍のリーダー。弁護士で穏健派
ジョン・コンスタブル
演:ケヴィン・ドイル
修道院解体で住民の不満が爆発寸前だとアスクに相談を持ち掛ける。まとめ役的な人
ラルフ・モリス
反乱軍の中心的なメンバー。武闘派
※この人とジョン・コンスタブルは実在の人物かどうか不明です
トマス・ダーシー
北部のポンテクラフト城城主
反乱を抑えるよう国王の司令を受けるが、反乱軍に共感し味方する
ローマカトリック
レジナルド・ポール
カトリックへの圧政を逃れローマに転居したが、「神学を守れ」との法王の命を受け、ヘンリー8世を批判する書物を執筆する聖職者
メアリー王女の教育係ソールズベリー夫人の次男で、プランタジネット朝の血を引いている
なぜレジナルドが王位継承権を主張するのか、ジョセフィン・ティの「時の娘」を読むとよく理解できます。
※その後メアリーが女王に即位するとレジナルドはカンタベリー大司教に任命される(トマス・クランマーの次)
TUDORSチューダーズ~背徳の王冠~ シーズン4の登場人物相関図
TUDORS~背徳の王冠~ シーズン4からの登場人物
宮仕えの人々
サリー伯ヘンリー・ハワード
キャサリン・ハワードのおじ。プロテスタント
実際は年の離れたいとこ(アン・ブーリンのいとこでもある)で、ヘンリーフィッツロイの友人だった
紋章は獅子
血筋に過剰なプライドを持ち、「自分は獅子の一族だがシーモア家は成り上がりの狼だ」と吹聴している。
(シーモア家の邸宅はウルフホール)
5番目の王妃キャサリン・ハワードの関係者
キャサリン・ハワード
貴族の庶子を預かるランベス公爵夫人の館にいた少女
実際は、アン・オブ・クレーヴズの侍女だった頃に見初められた
カトリックを信仰していて、宮廷のプロテスタントからはよく思われていなかったと言われている
トマス・カルペパー
国王寝室付侍従
ジョーン
演:ローナ・ドイル
キャサリン・ハワードがランベス公爵夫人の館にいた頃の友人
過去を秘密にするのと引き換えに侍女におさまる
フランシス・デーラム
演:アレン・リーチ
キャサリン・ハワードが公爵夫人の館にいた頃結婚の約束をしていた男
キャサリンを脅迫して侍従の職を得る
デーラムは「デレハム」「デラハム」と表記されることもある
「チューダー王朝弁護士シャードレイク-支配者」では、国王の北部巡幸とそのさなかに発覚するキャサリンの不貞が大きく扱われています。
キャサリン・ハワード、カルペパー、デーラム、レディ・ロッチフォード等々たくさん登場します。
6番目(最後)の王妃キャサリン・パーとその関係者
キャサリン・パー
ヘン8が最初に見初めた時にはまだ人妻で、夫の死後はトマス・シーモアと結婚する約束をしていた
プロテスタント
ヘンリー8世の死後トマスと悲願の結婚。35歳で初の妊娠出産をして産褥に散る。
トマスとの生活はあまり幸せでなかった模様。
トマスっておかしな奴だったのよ…(詳しくは「悲劇の9日女王ジェーン・グレイ」か「エリザベス:女王への道」で。
ジョン・ラティマー
キャサパーの夫で北部の反乱に関わったとの国王の疑いを晴らしたがっている老貴族。
改革派…というより国王に忠実な英国国教会信徒か
アン・パー
キャサパーの妹。姉と一緒に宮廷に上がる。プロテスタント
宗教改革派
ラティマー司教
ガーディナーにより司教の地位を奪われるが、キャサパーによって王妃付司祭にとり上げられる
※最後はメアリー1世によって火あぶり(ドラマ終了後)
アシュリー
演:モード・ハースト
エリザベス王女の侍女
改革派で、キャサパーからエリザベスに母アン・ブーリンと同じ信仰(プロテスタント)を持たせるよう念を押される
ロバート・テストウッド
王室礼拝堂合唱隊員
摘発されハートフォード伯のもとに逃げ込もうとする
アン・アスキュー
活発に改革を推進する女性
逮捕され、王妃キャサリン・パーとの関係を疑われて拷問を受ける
イングランド軍
シーズン4でフランスと戦う戦争は第五次イタリア戦争 の一戦闘でブローニュ=シュル=メール包囲戦と呼ばれるもの
トレヴィソ・ジローラモ
イタリア人土木技術者。城塞爆破のための地下坑道掘削監督
リチャード・リーランド
英国軍志願兵。坑道掘りチームに加わる
ハリー・ハースト
英国軍志願兵。坑道掘りチームに加わる
フランス、フランス軍
マリヤック
フランス大使
ブリジット・ルスロー
演:セルマ・ブルック
フランス軍の女性兵士。チャールズに捕らえられ捕虜になる
この人は創作キャラ。