ナディアの死闘
ナディアを襲うクリス
殺されたクリスは今、ベルトランなるフランス人入植者に心身を乗っ取られています、
エース(中に入っているのは牧師でアミティの恋人だったオーギュスタン)の指示に従ってナディアの家へ。
ナディアを器にする入植者がいるということ?
ああ見えてボーダレスで先進的な人んちだったのね、と感心している場合でもなく、クリスは背後から近づき、ナディアの首を絞めようとします。
でも返り討ちにあい、締め落とされて寝ちゃいます。
腕力の弱さも1619年メンバーの特徴か。
町中の住人を巻き込む不気味なパレード
ナディアはクリスの凶行を精神錯乱の症状と考え、病院へ運びました。
誰もいません。
ひとりだけ残っていた入院患者のヘイバース老嬢は
「みんなキャッスルロック400周年の式典を見に行ったきり戻らない」
と言っています。
外では黒衣の天使像を先頭に掲げたパレードが続いています。
今も新たに合流する人が絶えず、列はますます長くなっていきますが、歩く人々は一様に無言で表情もなく、晴れやかな雰囲気は微塵もありません。異様なパレードです。
ヘイバースさんは続けて
「みんなノイズが聞こえると言っていた」
と証言。
スキスマ?
スキスマの話題はシーズン1第6話でした
器と向精神薬
ナディアは、クリスに向精神薬ハルドールを注射しました。
目覚めたクリスは「俺の中に誰かいる」と訴え、「君も狙われている」「逃げろ」としきりに言っています。
この時のナディアには精神症状としか思えません。
その頃病院にはエースの手下の男二人が侵入しています。
「生き残っている奴は殺せ」と話しているのを聞いたナディアが、急ぎクリスの病室へ戻ってそれを伝えると、大声を上げて賊に居場所を知らせようとするクリス。
ハルドールを再度注射すると、またナディアと住民に味方する立場に戻ります。
抗うつ剤を常用していた女性が器になりきれずに逃げだしたことから想像のつくとおり、脳に作用する薬が投与されると現代人のほうの人格が優勢になるようです。
クリス撃たれる
ナディアとクリスは、すぐにふたりの賊に見つかってしまいます。
男の一人はナディアが頭を殴って倒しました。
しかしもう一人が発砲し、その弾がクリスにあたります。
すぐに男を撃ち殺し、クリスに駆け寄るナディアでしたが、手の施しようがありません。
「連中を止めてくれ」
そう言ってクリスは本当の眠りにつきました。
…ってことでいいんですよね?また生き返るとかないですよね(笑)
蝉も飲んでないし、この死は永遠の死でしょう。。。たぶん
あまりに短いベルトランの第二の人生に合掌。
あのまま普通に天寿をまっとうした方が人生の総日数多かったでしょうに、400年かけて生き返ってこれでは…
もしかしてこれが蝉の意味?
アンの苦闘
ジョイを殺せとそそのかす幻覚
マーステンへ来てからアンの調子は良くありません。
死んだ母親の呼ぶ声が聞こえ、「あの子を清めなさい」と繰り返すのです。
「綺麗なまま消える方法がある」と言ってアニーと心中しようとした母親の言う「あの子を清めなさい」とは、「ジョイを殺しなさい」という意味でしょう。
アンは、いつもの薬を飲みますが幻覚は消えません。
向精神薬が器としての復活を妨げると知っているエースが、アンの薬をすり替えていたのです。
器はアンではなくジョイ
そうした中、生前は不動産を売っていたヴァレリーがジョイの絵を見つけます。
やはり絵心のあった17世紀のアミティが木炭で書いていたのと酷似したその絵を見せられたエースは、
「なぜ気付かなかった」
と呟きます。
アミティの器はジョイ。
マーステン首脳の方針は決まりました。
地下の死体
アンは、マーステンへ来たことがあります。
殺したエースを捨てた穴から地下道をつたって来たのです。
立派な邸宅に再生された今のマーステンにも地下へ続くドアがあるのに気付いたアンは、こっそり階下へ降りてみました。
そこには何体もの遺体が転がっています。
今すぐここを出なくては。
でもジョイが見当たりません。
ジョイ奪還
この時ジョイは、エースに監禁されています。
取り戻そうとするアンとそれを妨害する死霊たちのバトルがはじまりますが…
たいしたことはありません。
奴らは、アンの無限の底力を知らないのです。
アンは、キッチンの包丁で女を脅してジョイが屋根裏にいると聞き出してから喉をかっさばいて殺し、エレーヌなる女をやってから、見張りの男の頭を斧で割ってポケットの鍵を盗んで屋根裏へ。
ジョイは生きてそこにいました。
アンの本当の敵は幻覚の母のほうです。
母の「その子を清めなさい」という囁きは、呪文のようにアンを操り、ジョイの首に手をかけさせさえします。
でも
この時のアンは頑張った!本当に頑張りました。
アンは幻覚に勝ち、ジョイの手をしっかりと握ります。
外には茫然の群衆
ふたりはマーステンの外へ出るのに成功しますが、そこにはパレードしてきた住人達が集まっていました。
声を発する者はなく、感情のない目つきでぼんやり佇んでいる人々の間を縫って、アンはジョイの手を引いて行きます。
その時、放心しきっていた群衆が一斉に前へと歩き始めました。
つないでいた手が離れ、アンはマーステンの男につかまってしまいます。
抵抗するアンの目に前方へと進むジョイが見えます。
大声で呼ぶアンの声も今のジョイには聞こえていません。