ザ・テラー S2不名誉第3話あらすじと「天女」のニュアンスなど
AMCの「ザ・テラー」シリーズは、謎めいた実話を題材に独自の物語を展開するアンソロジーです。
なのでシーズン1とシーズン2はつながっていません。それぞれ独立した話です。
シーズン1に関する記事はこちらから
シーズン2「インファミー(不名誉)」は、第二次世界大戦時、アメリカに設置された日系人の収容所での出来事を描いたものです。
ではザテラー シーズン2インファミー~不名誉第3話「ガマン」のあらすじを。
Contents
前回までのザ・テラーS2不名誉の不思議現象
- 自殺したマサヨ・フルヤの葬儀で撮った写真に顔だけぼやけて映っていない人物が
- マサヨの夫ヒデオ・フルヤが謎の女(ゆうこ)とすれ違った直後に失明
- 日系人の獲った魚の仲買をしていた白人男グリチャック怪死
- 失明しているヒデオがある女の顔が見えると言う。顔はゆうこ
- チェスター・ナカヤマがゆうこを撮ると、顏だけブレて見えないものが現像された
- チェスターがゆうこと会った娼館を再訪すると「そんな子はいない」と言われた
- 収容所でゆうこを見たウィルソン・ヨシダは、チェスターに「逃げろ」と叫ぶとなぜか米兵の銃を奪い、数人の米兵の並んでいる方へ向かって行って射殺される。
1話で、ゆうこの皮膚は強くこするとべりっと剥がれるものの縫い付ければ綺麗に元通りになることも分かっていて、これが生きた人間はなく、彼女が奇怪な現象を起こしていることは明らかです。
ゆうこがなぜそんなことをするのかは分かっていません。
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2話終了時点での登場人物相関図
点線囲み=死んだ人です。
第3話終了時点の登場人物相関図はこちらに
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ザ・テラーS2不名誉第3話「ガマン」あらすじネタバレ無版
FBIに連行されていたヤマトさん、ヘンリー、ヒデオが収容所へ移されました。
ヘンリーは、アメリカに対する失望と周囲にスパイがいるに違いないという疑念からふざぎこんでいます。
新たな事件はすぐに起こります。
ヒデオが錯乱状態になり、息子トシロウの首を締めようとしたのです。
「ツバメ、ツバメ」
ヒデオがそう繰り返すのを聞き逃さなかったチェスターは、その意味をヒデオに尋ねますが、あの時、何者かが自分の中にいて操られていたのだと話すヒデオには何も分かりません。
ある夜ヒデオは米兵によって森へ連れて行かれ、ゆうこと対面します。
一方チェスターは、自分には悪霊がとり憑いているのかと疑いはじめ、それを確かめる行動を起こしました。
ザ・テラーS2不名誉第3話「ガマン」あらすじネタバレ版
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ザテラーシーズン2インファミー第3話までの登場人物相関図
3話が終わって相関図はこうなりました。
点線囲みは死んだ人
ザテラー2不名誉第3話について補足
ゆうこはなぜ「天女」という台詞に怒っているのか
※第3話配信時にあれこれ調べて書いたものですが、全然違いました。
第6話でヒデオが「天女」と言った場面が出てきます。
…6話を見た結果、なぜゆうこが怒っているのか全然わからなくなりました(笑)
美しいゆうこを「天女」と呼んでなぜ怒られるの?
もしかして「てんにょ」ではなく違う言葉なのかな?と思って何度聞いても「てんにょ」です。
…私が見ているのは日本のアマゾンプライムの字幕版です。
普通なら、アメリカ(というか英語圏)で放送されるドラマは英語で話していて、そこに日本語字幕が乗っているのが日本版ということになりますが、このテラ2はちょっと事情が違います。
日系人が多く登場する物語で登場人物が日本語で話す場面が多々あるのです。
ということは、アメリカ放送版では、日本語パートが英語に吹き替えられているか英語字幕がついていることになります。
「天女」をアメリカ版では何と言っていたのか
これが分かればゆうこの恨みの意味を知るヒントになるかも!と思って、アチコチ検索してみました。
こちらのブログで分かりました。
英語版では"exquisite“という単語があてられています。
“exquisite"は「絶妙」とか「みごと」とか「大変結構」とかそんな感じの言葉です。
日本にいた頃の事件?
ゆうこはこれまで一度も英語で話していません。
いつも関西訛りの日本語です。
「天女」は、ヒデオが日本にいた頃の事件なのでしょう。
ヒデオ以外の日系一世が事件とどうかかわっているのかは、まだ不明です。
ルースのお腹の子を自分の子のように思っているゆうこは、赤ちゃんにも異常な執着を持っているようです。
もしかするとマサヨの堕胎薬はゆうこと関係があるのかもしれません。
それでなぜチェスターが逃げないといけないの?
でもなぜ一世たちは揃ってチェスターに「とり憑かれている」だの「逃げろ」だのと言うのでしょう。
これもまだ不明です。
スパイ?
チェスターの仕事はスパイ行為か
FBIの拘置所にアメリカに買われた日系人がしれっと混じっているのを経験したヘンリーは、収容所でもスパイの存在を気にしています。
チェスターが翻訳した手紙は、兵士が自分のいる戦地をなんとかして家族に教えようと短歌に忍ばせたものだったでしょう。
これからチェスターのする仕事は、日本文の暗号を解読することになるだろうと思います。
それはスパイ行為なのかどうか…
日系人はアメリカ人であるという見地からは、むしろそうして協力するべきなのでしょう。でも日本人の私としては簡単に受け入れられないのが正直なところです。
戦時でない今でもこう思うのに、当時の日系人はどれほど難しい立場だったか…。
収容所のスパイ
収容所にもきっとスパイがいるでしょう。
同郷の人がいるはずなのに、ひとりでターミナル島グループのテーブルに来て「ここいいですか?」とか、やたらと積極的な人って怪しいですよね。
そういえば最初にチェスターが「僕らはターミナル島から来た」と自己紹介した時、ケンの横にいた弟は変な表情をしていました。
4話はこちらに