ザ・テラー S2インファミー不名誉第1話ネタバレ有と無のあらすじ
AMCの「ザ・テラー」シリーズは、謎めいた実話を題材に独自の物語を展開するアンソロジーになりました。
なのでシーズン1とシーズン2の話につながりはありません。
第1作の「ザ・テラー」は、1845年のイギリスの北極探検隊が遭難し、全隊員が行方不明となった事件をもとにしたものでした。
第2作は、第二次世界大戦時アメリカに実際にあった日系人の収容施設を舞台にした物語です。
この収容所には幽霊が出ると噂されていたと聞きます。
「ザ・テラー」シーズン2「インファミー」の第1話のあらすじです。
Contents
ザテラーシーズン2 インファミー(不名誉)第一話「ツバメの巣の中のスズメ」のあらすじネタバレなし版
日系人マサエ・フルヤの自殺
白い着物を着たマサエがふらつく足取りで桟橋を歩いています。
橋の半ばで転倒したマサエは、そのままそこに座り、髪からかんざしを抜き取ると自分の耳にあて、わずかにためらいの表情を見せてから深く突き刺しました。
葬儀中の不吉
A bad omen has blown in from across the sea. Watch the series premiere of #TheTerror: https://t.co/P0J81CiruG pic.twitter.com/Re01wgA16h
— The Terror: Infamy (@TheTerrorAMC) 2019年8月13日
不吉なアクシデントは出棺しようというその時に起こります。
重い棺が横転し、中の遺体が道路に転がり出てしまうのです。
黒い鳥のような何かが棺に当たったように見えましたが、何だったのかはっきとは分かりません。
あまりのことに葬儀は騒然とし、男たちがあわててマサエを棺へ戻します。
横で見ていたアサコ・ナカヤマは「海の向こうから来た悪い兆し」「死んでも成仏できない…」と呟き、夫のヘンリーはそんなアサコをたしなめるのでした。
ここカリフォルニアのターミナル島は多くの日系人の暮らす場所で、マサエは何十年も前に日本から移民した日系一世でした。
1941年の出来事です。
ふたつの小瓶
チェスター・ナカヤマは思い出しています。
マサエにある薬の調合を頼んだ日のことを。
「無理ならばいい」と言うチェスターにマサエは悲痛な表情を浮かべながら「一週間で作る」と答えたのでした。
そしてその薬を作るとすぐに命を絶ったのです。
薬の入った小瓶をチェスターに手渡すマサエの夫ヒデオ・フルヤの顔は怒りに満ちています。
チェスターも同じように思っているのです。
「この薬を作ったからマサエさんは自殺した」
ザテラーシーズン2 インファミー(不名誉)第一話「ツバメの巣の中のスズメ」のあらすじネタバレ版
第1話時点での登場人物相関図はこうです。
登場人物詳細はこちらに
以下はネタバレです。
ネタバレを読む人はタップで開いてください。
ザテラーシーズン2 インファミー(不名誉)の舞台ターミナル島
ターミナル島はカリフォルニア州ロサンジェルスのサンペドロ湾の島です。
場所はここ。アメリカ西海岸の小さな島です
戦前には約3,000人の日系人がいたというターミナル島。
日本語で書かれた記事もいくつかありました。
ドラマでは、真珠湾攻撃の日のうちに男の人たちが連行されたように見えますが、実際にFBIが島に来て父親たちを連れて行ったのは翌年の2月9日だったんですね。
戦後70年・日系アメリカ人インタビュー/巽 幸雄さん&長男の一郎さん|Lighthouseロサンゼルス
第3回(前編) ターミナル・アイランド|ディスカバーニッケイ
ターミナル島には和歌山から移民した人が多かったそうです
ザテラーシーズン2 インファミー(不名誉)第1話の感想など
まだ1話を見ただけではこれといって感想もありませんが(笑)
おかしな日本満載になるかと思ったら案外少なめ?
- お葬式の花輪の「吊花」って何?
- 棺桶に釘を刺さないの?
- 窓際にお米撒いたら鳥が寄って来て大変なんじゃない?
- そういう占いは見たことないよ
と、宗教的なところでは変なことが多いですね。
ゆうこが階段の踊り場で茶せん使い始めた時もびっくりしましたけど、私としては笑っていられる範囲内かな。
宣戦布告を「していない」という点で「ちょっと待て」という人もいるでしょう。
島で「何か」を起こしているのは、おそらくゆうこだと思いますが、ゆうこは生きた人ではないですよね。
どこから発生したものなのか。
日系一世世代が日本にいた頃の出来事が関係しているようにも見えます。
ターミナル島の日系人にはかすかな関西訛りが見られます。ゆうこにも関西訛りがありました。
堕胎薬の「ガイヨ」と「トキ」という名には何か意味が?
マサヨさんがなぜ死んだのかも謎ですね。薬を作った罪悪感という単純な話ではないような気がします。
ゆうこの占いの「ツバメの巣の中のスズメ」が、アメリカでの日系人を示しているのは明らかですが、「安心した時ツバメに殺される」の一節が気になります。
第2話はこちらに
日系人収容所に関係する名作本「二つの祖国」
山崎豊子の「二つの祖国」は、日米開戦から戦後、東京裁判まで、日系人の立場の難しさを描いた作品です。
ドラマもなかなかですが原作の方がずっといいです。
興味のある人には原作をおすすめします。