Tバッグの殺人リスト|プリズンブレイク/ブレイクアウトキング
「プリズンブレイク」の主役は、言うまでもなくマイケル・スコフィールドですが、Tバッグの存在感もまた主役級です。
残忍な殺人鬼でありながら、その話術で人を魅了する社交的な一面もあり、自身の中の「好ましい人格」の存在に苦悩しているようにも見える人物でした。
狂気と悲しみの凶悪犯セオドア・バッグウェルをその殺人から振り返ります。
Contents
フォックスリバー以前 6人
殺人の目的:快楽殺人あるいは欲求充足と口封じ
Tバッグがフォックスリバーにいたのは、幼い子供をレイプ殺害したため。
被害者は男女両方で6人。内訳は不明。
プリズンブレイクシーズン1 フォックスリバー内で1人
マイケルが投獄されたフォックスリバー刑務所に服役していたTバッグは、いつもポケットを裏返して相手役の男に掴ませ、支配関係を誇示していました。
マイケルの脱獄計画には名前のない人物でしたが、強引にメンバーに加わります。
目的 | 人数 | 割合 |
自己の利益 | 1 | 100.00% |
計 | 1 |
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第7話「悪魔の孔Part2」
殺人の目的:自己の利益(脱獄)
獄中でセスが、Tバッグの相手をするのに耐えられず自殺していますが、Tバッグが手を下したわけではないので、除外しています。
プリズンブレイクシーズン2 逃亡中に7人
刑務所からの脱獄には成功したものの、途中でアブルッチに手首を切り落とされたTバッグは、手と金と愛を求めながら逃避行を続けます。
目的 | 人数 | 割合 |
自己の利益 | 3 | 42.86% |
過剰な防衛 | 1 | 14.29% |
金品 | 2 | 28.57% |
怒りの発散 | 1 | 14.29% |
計 | 7 |
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第2話「オーチス」
殺人の目的:自己の利益(口封じ)
第2話「オーチス」
殺人の目的:過剰な防衛(売られたケンカを買って殺す)
第11話「ボリショイ・ブース」
殺人の目的:金品
第13話「反撃開始!」
殺人の目的:金品(義手)
第13話「反撃開始!」
殺人の目的:自己の利益(口封じ)
第18話「帳消し」
殺人の目的:自己の利益(身分の乗っ取り)
第20話「パナマ」
殺人の目的:怒りの発散
プリズンブレイクシーズン3 SONA内で2人
パナマの刑務所SONAに放り込まれたTバッグは、持ち前の機転と他を顧みない狡猾さで所内での地位を築き、シーズンの終わりにはSONAの英雄になります。
目的 | 人数 | 割合 |
自己の利益 | 1 | 50.00% |
金品 | 1 | 50.00% |
計 | 2 |
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第4話「フェンス」
殺人の目的:自己の利益(役職)
第13話「駆け引きの行方」
殺人の目的:金品
プリズンブレイクシーズン4 組織の将軍の命令で1人
暴動の起きたSONAから脱獄したTバッグの手には、先にマイケルらとともに脱獄したウィスラーの鳥の本が握られています。
その本にはとてつもない秘密が隠されていると直感するTバッグは、アメリカへウィスラーを追います。
目的 | 人数 | 割合 |
自己の利益 | 1 | 100% |
計 | 1 |
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第19話「S.O.B.」
殺人の目的:自己の利益(将軍の信頼)
ブレイクアウト・キング 脱獄からの復讐劇で7人
ブレイクアウト・キングは、プリズンブレイクのスピンオフ作品です。シリーズ中1話だけTバッグの出るエピソードがあります。
シーズン4の終わりに再逮捕され、牢につながれたTバッグは、ある目的のために脱獄を企てます。
目的 | 人数 | 割合 |
自己の利益 | 5 | 71.43% |
復讐 | 2 | 28.57% |
計 | 7 |
第3話「Tバッグを追え!」
護送刑務官(見張り役)
殺人の目的:自己の利益(脱獄)
S4後、服役中のTバッグは義手の交換のために刑務所から護送される。
護送車の中で義手をはずと、露出したジョイント部で刑務官の喉を突いて殺す。
護送刑務官(運転手)
殺人の目的:自己の利益(脱獄)
殺した刑務官の銃を奪って、運転手を撃ち殺す。
救命救急士2人
殺人の目的:自己の利益(脱獄)
(ひとりはブラッドリーという名。もうひとりは不明)
逃走途中で救急車を襲い救急士の二人を殺す。
移動手段(救急車)と睡眠薬、携帯電話をここで調達。
ロレイン
殺人の目的:自己の利益(復讐殺人の妨げを消す)
Tバッグは、ロレインという名の女性のもとへ向かう。
捜査グループは、Tバッグの狙いはロレインで恋愛感情の未練から彼女に会いに行ったのだと推測するが、ロレインは、巻き添えになっただけ。
ウェイン・ギャレット
殺人の目的:復讐(血縁者の仇討ち)
ロレイン宅にいたところへ踏み込み「復讐だ」と言って殺す。
死体には無数の刃物が突き刺さったままで、相当な拷問の末に殺したよう。
ジョンソン
殺人の目的:復讐(血縁者の仇討ち)
自宅を訪れ殴って連れ出すと、工事現場へ連れて行く。
足場から巨大なモーターへ突き落としてミンチに。
プリズンブレイクシーズン5 実子の仇を1人
釈放されたTバックは、マイケルの生存を知り、リンカーンに伝えに行きます。
目的 | 人数 | 割合 |
復讐 | 1 | 100.00% |
計 | 1 |
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第9話「瞳の奥」
殺人の目的:復讐(血縁者の仇討ち)
ポセイドン=ジェイコブ=サラの夫
Tバッグの殺人サマリー
ドラマの中でTバッグが殺したのは、全部で19人です。
19人中15人が男性でした。
女性が少ないのは、刑務所内にいることが多いことも関係はしていますが、刑務所内での殺人は、フォックスリバーの看守1名と、SONAの売人ニエベスにルチェロの3件だけです。
このデータからは女子供には強く出るというタイプの人間ではないように感じられます。
でもフォックスリバー刑務所に収容される前に男女の子供を6人殺しています。(男女比不明)
この6人をプリズンブレイク、ブレイクアウトキングの中での凶行と合わせると全部で25人を殺害したことになります。
逮捕前の犯行も含めたすべての殺人の動機内訳は以下のグラフのようになります。
逮捕前の子供たちへの犯行は、目的はレイプで殺人は口封じなのか、あるいは快楽殺人なのか厳密には不明です。
殺した後にレイプしたケースもあるとされていることから、快楽殺人とカテゴライズしました。
因縁も責任も一切ない相手を自身の都合のみによって殺すケースが目立つ中、執念を燃やし続けた相手ホランド夫人とその家族のことは、監禁するにとどまり、殺さずに逃がしたのが印象的です。
物語が進むにつれTバッグの殺人は、利害とは一線を画す動機によるものが目立つようになり、肉親の復讐のためのものが多くを占めるようになります。
またシーズン4では、グレッツェンを撃とうとするリンカーンをTバッグが制止する場面も見られました。
理由は、「グレッツェンには子供がいるから」でした。
自身の出自を呪いながら、血を分けた者には強い愛着を見せ、親子の愛情に大きな価値を感じているがTバッグです。
Tバックは、矛盾に満ちた実に魅力的なキャラクターです。
Tバッグはプリズンブレイク シーズン6にキャストされるか
今のところまだ不明です。
(前略)
any main character still breathing at the end of the latest mini-series could be back.
Prison Break season 6: New episodes, release date, cast and everything you need to know
制作指揮のVaun Wilmott氏が
「シーズン5終了時点での生存キャラはみんなシーズン6に入る可能性があるよ」
と、言ってはいます。
プリズンブレイクシーズン6は、早くて2019年の公開とのことです。
その後コロナの影響もあり2020年公開も絶望的な様子です。