いつだってやめられるVol.2-10人の怒れる教授たち登場人物あらすじ感想など
イタリア映画「いつだってやめられる 7人の危ない教授たち」は、ピエトロひとりが罪をかぶって服役。他のメンバーはそれぞれの生活に戻ったように見える終わり方でした。
でも実は、ピエトロが警察に出頭した後、教授たちはまたもう一仕事していました。
続編「いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち」は、ピエトロ出頭から第1作のラスト、ジュリアが男の赤ちゃんを抱いて刑務所に面会に来るシーンまでの出来事を描いた作品です。
意外に大変なことが起きていたことが分かってびっくりのシリーズ第2作。黄色ラベルの「10人の怒れる教授たち」のあらすじ登場人物などをまとめます。
Contents
- 1 いつだってやめられるVol.2登場人物
- 2 「いつだってやめられる10人の怒れる教授たち」あらすじネタバレなし版
- 3 「いつだってやめられる10人の怒れる教授たち」あらすじネタバレ版
- 4 「いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち」の感想など
- 5 「いつだってやめられる」最後の作品
いつだってやめられるVol.2登場人物
タイトルの通り教授が7人から10人に増員しています。
前回の7人はそのまま新プロジェクトのメンバーになり、さらにピエトロの推薦する3教授が仲間に加わります。
警察が教授たちに深く関わっているところも第1作と異なる点です。
登場人物相関図
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各登場人物詳細は下に
Vol.2新加入メンバー
武闘派:解剖学のジュリオ
演:マルコ・ボニーニ
坊主でヒゲも5分刈りくらいの人。アジアの雰囲気に溶け込んでいる。
イタリアの大学でいざこざを起こしてタイへ転出していた解剖学の世界的権威。
人体を知り尽くし、その知識を武闘に活かす。
【劇場情報】
16日(土)より北海道のシアターキノでの上映が始まります!!シアターキノHPhttps://t.co/ZGwMVo1Cxk
その他の劇場もぞくぞくと上映決定!!
最新の上映劇場などはこちらからご確認ください↓https://t.co/2NxtDfSeEJ皆様のご来場、心よりお待ちしております👨🏻🔬#シアターキノ pic.twitter.com/z8i8GyCx6r
— 『いつだってやめられる 闘う名誉教授たち』 (@itsuyame_10) 2018年6月12日
メカニック担当:ルーチョ
ウェーブがかった黒髪にヒゲめがね。
ジョルジョとの見分け方は、めがねフレームの細さ。
困窮のあまり世界各地でスマホ爆弾等のクーデターツールを販売している。
法律担当:ヴィットリオ
演:ロザリオ・リズマ
坊主短ヒゲでジュリオよりもラテンっぽさの濃い人。基本的にスーツを着用。
以前からピエトロの相談(主に貧乏の悩み)に乗っていた弁護士。
Vol.1からの継続メンバー
第1期メンバーがVol.1「7人の教授たち」の最後でどうなっていたか詳細はこちらに
リーダー:ピエトロ・ズィンニ
演:エドアルド・レオ
研究員ギャング団の創設者。
合法ドラッグ開発製造販売の罪を一身に背負って出頭した。
ピエトロの周辺人物:ジュリア
ピエトロの子を妊娠している。
ピエトロの周辺人物:ファビオ
国境なき医師団のメンバー
今はローマにいて名誉学位を授与される予定。
ジュリアと親しくしているらしい。
製剤担当:アルベルト
作っている薬の効果を正確に知るため、自分自身を被験者に科学的な実験に挑んだ結果薬物依存症に。
営業担当マッティア
ラテン語学者
薬局強盗の際、薬剤師に発砲した過去あり。
現在はホテルのベルボーイとして働いている。
営業担当ジョルジョ
ラテン語学者
マッティアとジョルジョはとても仲が良く、今も同じホテルで働いている。
(ホテル勤務は、羽振りの良かったころの宿泊代未払いのため)
マーケティング担当アンドレア
人類学者
自動車修理店の気難しい親父を人間観察力で攻略し採用された(無給)
輸送担当アルトゥーロ
考古学者
事件以前と同様非常勤現場監督をしているが、役割は遺跡の保護なので、アルトゥーロが来ると仕事が進まなくなる。
そのためか、しばしば現場で安全ベルトに吊られたまま置き去りにされる。
財務担当バルトロメオ・ボナッチ
数理経済学者
成り行きでロマの娘と結婚。今はラクダの世話をしている。
🤣爆笑必至のイタリアン・コメディ🇮🇹遂に日本上陸❗️🇯🇵
いよいよ今週5/26(土)よりBunkamuraル・シネマ他にて全国順次ロードショー✨
一攫千金を狙ったドラッグ製造により逮捕された不遇なインテリたち‼️前科の帳消しと引き換えに今度は彼らが頭脳フル回転でドラッグ撲滅へと動き出す👊💥 pic.twitter.com/y4sO6XoRp7
— 『いつだってやめられる 闘う名誉教授たち』 (@itsuyame_10) 2018年5月23日
ローマ市警
パオラ・コレッティ警部
女性警部
取り締まりが後手に回る合法ドラッグへの対策にピエトロらの能力を活かすことを提案する。
ガラトロ警視
第1作「7人の危ない教授たち」では、逮捕されたアルベルトの取り調べを担当した。
パオラより年齢も地位も上のガラトロは、ことなかれ主義。
合法ドラッグを製造する謎の学者
ローマで流行している新しい合法ドラッグソポックスを作っているとみられるグループのリーダーの男。
手下どもは「教授」と呼んでいる。
「いつだってやめられる10人の怒れる教授たち」あらすじネタバレなし版
ぜんぜん丸く収まっていなかったVol.1
大きな誤算がありました。
強盗に遭った薬剤師アウテーロの記憶を消す作戦は失敗していて、すべてを覚えていたのです。
「教授が強盗に来た」「記憶を消そうと言っていた」と裁判で証言され、このままでは全員が有罪になりそうです。
ローマ市警の女性警部コレッティは、研究員ギャング団のスキルを合法ドラッグ撲滅に活用することを思いつきます。
出回るドラッグの多くは新しい化学式の物質で、まだ違法薬物に指定されていません。
新薬の存在に警察が気付き、実物を入手、解析して違法物質にリストするまでには相当な時間がかかるのが実情です。
ピエトロたちのグループは、世界でもトップクラスの頭脳集団であり、薬物製造グループに勝つ切り札になりえます。
コレッティが持ち掛けた条件は、30種の新薬物を発見し成分を分析報告したら、裁判は中止、ピエトロは釈放され全員の犯罪歴を抹消するというものでした。
ピエトロは、引き受けるにあたりさらなるメンバーが必要だと訴え、海外へ出ていた優秀な学者、解剖学のジュリオ、メカニクスのルーチョが呼び戻されます。
ピエトロの友人である弁護士のヴィットリオも、法律部門の担当としてメンバーに加わりました。
教授たちは再び集まり、新たな任務が始まります。
「いつだってやめられる10人の怒れる教授たち」あらすじネタバレ版
以下ネタバレです。
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…
一人で子供を育てているジュリアが「出所されたら困る」と言っています。
受刑者に卒業資格を取らせるための授業を受け持つピエトロへの手当てが、今のジュリアと息子の生命線なのです。
気まずい面会を切り上げ、通路を歩くピエトロは、何者かに物陰に引きずり込まれ、喉元にナイフを突きつけられました。
ピエトロは引きつった笑顔で「会えてうれしいよクラウディオ」と言っていますが…
クラウディオって?
…と、これでいつだってやめられるシリーズ第2作「10人の怒れる教授たち」は終わりです。
物語は第3作「闘う教授たち」で完結します。
「いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち」の感想など
相変わらず全員がマイペースで、まるでまとまりがないように見える教授メンバーが、それなりにチームになっていく過程には、不思議なリアリティがあります。
元々ストーリーの現実味は薄いのですが、物語を動かす登場人物のキャラに破綻がなく、どの人も「この人ならこうするよね」と自然にそう思えるよう念入りに作られているので入り込めるのでしょう。
教授方々に愛着がわいてきて、すごく好きな映画になりました。
映画に出てくる刑務所がどの程度実際と近いのか不明ですが、刑務所なのに受刑者の服も内装もカラフルでなんだか楽しそうに見えちゃいました。
貨物のコンテナにすらちょっとしたデザインが施されていたり、これがイタリアか!と。
ローマという都市が今も歴史とともにある様子も見られて楽しいです。
歴史的な建造物というその「歴史」って紀元前だったりするんですよね。ローマの凄みをかんじます。
「いつだってやめられる」最後の作品
シリーズは次の「いつだってやめられる闘う名誉教授たち」で完結します。