帰ってきた時効警察第9話最終回ネタバレ-ギタリスト室井滋回
警官霧山修一朗(オダギリジョー)が時効を迎えた事件を趣味で追究する一話完結形式のドラマ「時効警察」シリーズ。
シーズン2「帰ってきた時効警察」最終回のネタバレです。
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「帰ってきた時効警察」第9話最終回「振り返らずに別れるか? 最後にもう一度振り返って別れるか?それが問題だと言っても過言ではないのだ!」あらすじネタバレ
最終回。
総武署時効管理課は、霧山の時効事件捜査に便乗して、真加出の親戚の家で休暇を過ごします。
一方三日月しずか(麻生久美子)は、インターポール勤めから一時帰国した元カレ九門竜と再会します。
帰ってきた時効警察第9話の未解決事件
スパニッシュギターの名手熱賀しおり(室井滋)のリサイタルの日、会場の屋上から男が転落して死亡します。
鳥山というその男は絶命寸前に「飛ばされた」と言い残し、屋上から突き落とされたのかと疑われますが、目撃者はなく、今も事件か事故か不明のまま。
鳥山は、コスプレ泥棒でした。
狙った場所にふさわしい衣装を着て紛れ込み、盗みを働く泥棒です。
その日に鳥山が着ていたのは、ダンサー雪谷松男と同じ衣装でした。
雪谷はしおりの夫で、しおりのリサイタルでは必ず踊っています。
ダンサーに変装して盗みに入り、しおりの財布を盗むのには成功しましたが、その後ビルから落ちて死んだのです。
財布を盗まれたことに腹を立てたしおりが鳥山を突き落とした?…まさかね。
わざと演奏をミスった?スパニッシュギターの熱賀しおり(室井滋)
ギタリストとダンサーが情熱的な恋に落ちて結婚した熱愛カップルと思われている雪谷としおりですが、実態は違っていたようです。
関係者の男は霧山と三日月に、「熱賀はギターは上手だけれども音楽のセンスはなく、情感ある演奏ができるタイプではない」「そうした面は雪谷が指導していて、熱賀の演奏が良くない時はいつも人のいないところへ熱賀を呼んで小言を言っていた」と証言します。
だとすれば熱賀は、もしも雪谷と離婚したいと思っても、これまでのことを公表されるのを恐れて我慢するほかなかったことに…。
しおりが服装の同じ鳥山を雪谷と間違えて突き落とした可能性が浮上します。
しおりはなぜ雪谷が屋上にいると思ったのでしょう。
霧山は、鑑識の諸沢の知人のギタリストに依頼し、事件の直前のステージでの熱賀しおりの演奏を克明に再現したテープを作ります。
間違った箇所まで忠実にコピーした演奏を聴いたしおりは「わざと間違えているのか。これではダンサーは踊れない」とコメントします。
これですべてが分かりました。
霧山の推理
おしどり夫婦と呼ばれる雪谷松男と熱賀しおりでしたが、なんらかの理由でしおりは雪谷と別れたがっていました。
でもしおりに音楽表現の才能がないことを雪谷がバラすのを恐れて離婚ができません。
そこでしおりは雪谷を殺そうと考えます。
リサイタルでまずい演奏をすれば必ず雪谷は自分を屋上に呼び出すと分かっているしおりは、ステージでわざとミスを連発。狙い通り雪谷は「屋上で話がある」と言ってきます。
雪谷の背中を押して突き落とし、楽屋へ戻ろうとするとそこにも雪谷が。
しおりが殺したのは雪谷に変装していたコスプレ泥棒鳥山でした。
しおりが雪谷に殺意を抱いた理由
雪谷を屋上へおびき出す手口を見破った霧山でしたが、なぜ殺したいほど嫌っていたのかは分かりませんでした。
しおりが話す殺意の理由は、「話がつまらないから」
つまらない話を聞かされる15年は、刑務所で過ごす15年より辛いかもしれないとまで言うしおりを見て三日月は、「やっぱりインターポール九門竜より霧山君がいいな」と再確認するのでした。
九門竜は、何時間もメタセコイアの話をし続ける人だったのです。
霧山がしおりを怪しいと感じたポイント
遺留品を届けに行ったとき、会話の途中でしおりが両手を広げて見せた動作を、自分を大きく見せようとする威嚇行為と解釈し、彼女はなにかを隠していると睨みました。
深く追求するのはよしましょう。
「時効警察」「帰ってきた時効警察」と続いた霧山シリーズは、一旦ここで終わり。
2019年10月に再スタートします。
再開を記念して公開された2時間ドラマ「時効警察復活スペシャル」についてはこちらに
他にも時効警察休止期間に制作された「熱海の捜査官」というドラマがあり…
同じスタッフで制作されたドラマで主演はオダギリジョー氏。でも霧山ではなく広域捜査官として熱海に赴く刑事を演じています。(時効事件ではない)
似ているようで違うこの「熱海の捜査官」
これがすごくすごくいいです。
謎まみれで好みの分かれるタイプのドラマですが、私はすごく気に入りました。
(「時効警察」の雰囲気を期待して見るとがっかりするかもなのでご注意を)
熱海の捜査官についてはこちらに(ネタバレしてます。ご注意ください)