「いだてん」12話あらすじ感想と見逃した時の対処法など-失踪する四三
2019年の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)」
第12話「太陽がいっぱい」のあらすじを紹介します。
ネタバレしています。
いだてん4話~10話は見逃し配信されていません。1話から3話と11話以降は配信されています。
見逃し配信のない4話~10話のあらすじはこちらで補完してください。
Contents
いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)第12話「太陽がいっぱい」あらすじ
前回までのいだてん
ストックホルムオリンピックが始まりました。
短距離走の三島弥彦は、外国勢にまるで歯が立たず、100メートルと200メートル予選で最下位、他選手の棄権により予選を通過した400メートルでも本戦出場を辞退します。
残るは長距離です。
レース前夜、眠れぬ金栗四三は、プレッシャーと一緒に走ると腹をくくりました。
一方、小康状態だった大森兵蔵の肺の病は、また悪化しはじめています。
東京では孝蔵の三遊亭朝太としての初めての高座が近づいていますが、師匠の円喬は、しきりに咳をするようになりました。
いだてん12話のあらすじ
四三におぶわれる兵蔵
五輪マラソンの朝。
兵蔵の病状は悪化。
競技場へ行くのを反対する安仁子を振り切って四三とともにホテルを出る兵蔵でしたが、あまりに体調が悪く、とても引率どころではありません。
競技場へのルートを下見してあるわけでもなく、市電の乗り換えは、四三が現地の人に尋ねています。
立っているのも覚束ない兵蔵を四三がおぶって会場入りする始末で…。
スタートに遅れる四三
四三が選手控室に入ると、他の選手はもう準備ができています。
ポルトガルの大工ラザロが見えます。
コーチからイヤというほど「国の威信」というプレッシャーをかけられているラザロは、深刻な顔でうつむいています。
四三は、ラザロの靴紐がほどけているのに気付き、それを教えてやりますが、当の四三も足袋のコハゼを止めていません。
係員が控室へ来て、選手たちに入場を促します。
着替えも済んでいない四三を置いて、他の選手はグラウンドへ。
四三がスタートラインについたのは、号砲の直前でした。
もちろん最後尾近くからのスタートですが、さすがレコードホルダー、前の選手を次々追い越して行きます。
この日のストックホルムは暑く、気温は30度を超えています。倒れて棄権する選手が現れ始めました。
「はよ行かんと遅れるばい」
四三に声をかける少年がいます。少年時代の四三です。
幼いころの #四三 を演じた #久野倫太郎 くんも #ストックホルム ロケに参加。初めての海外にもかかわらず、堂々とした演技を見せてくれました❗ 久々の再会に #勘九郎 さんもこの笑顔✨ #いだてん pic.twitter.com/GPL9EF2Mv9
— 大河ドラマ「いだてん」 (@nhk_td_idaten) 2019年3月24日
四三は倒れ、少年に促されて走り始めますがまた倒れます。
幻覚を見ながら走るこの時、本来ならもう棄権するべきだったのかもしれません。現代のランナーならきっとそうするでしょう。
でも四三の心にはその選択肢がありません。
前を行く少年について曲がり角を曲がる四三に、追いついてきたラザロが「ノー!ノー!」と叫んでいますが、四三にはもうその意味を理解する判断力がなく、ただ前へと走り続けるのでした。
灼熱の太陽が照りつけるなか、懸命に走る #四三 や各国の代表選手たち。その中には、四三と足袋をつうじて心を通わせたポルトガル代表の #ラザロ 選手も。四三とラザロ、二人の勝負の行方は…
📺#いだてん 第12回「#太陽がいっぱい」[総合]夜8:00 pic.twitter.com/rMpOLVzMGZ
— 大河ドラマ「いだてん」 (@nhk_td_idaten) 2019年3月24日
応援団の様子
ストックホルム競技場では
嘉納治五郎と兵蔵、弥彦は、競技場で四三を待っています。
四三は世界記録保持者なのです。トップで帰って来てもおかしくありません。
テレビもラジオのないこの時代、競技場に立つ国旗だけが現在の先頭ランナーを知る手段でした。
3本のポールには、スウェーデン、イギリス、アメリカの旗が入れ替わりに上がったり下がったりしていますが、日の丸は見えません。
四三がどのあたりにいるのか、走っているのか棄権したのかすら分からず、派遣団はただ旗を見つめているほかありません。
東京師範学校では
四三を送り出した東京師範学校では、永井と可児、生徒たちが軍歌を歌っています。
当然レースの様子は分かりません。
治五郎からの電報を待っているのでした。
この人たちは、この後何時間も待ち続けたことになりますが…
熊本では
スヤが夫とふたりで四三の実家に鯛を持ってやって来ました。
姑から預かった鯛をストックホルムへ送ってほしいと言うのです。
送れるはずがありません。
それでもスヤは、「持ち帰ればお義母さんに叱られる」と言って引き下がりません。
結局、その場にいる者たちでゲン担ぎに鯛を食べることに。
レースが始まる時間が来ると、見えない四三への応援がはじまります。
スヤは「自転車節」を歌いはじめました。
熊本の #金栗家 では、#ストックホルム の現地時間に時計の針を合わせて、#四三 を応援する宴が開催される。得意の #自転車節 で四三にエールを送る #スヤ。ひたむきな思いはストックホルムの四三に届くのかー。#いだてん 第12回「#太陽がいっぱい」本日[総合]夜8:00 pic.twitter.com/hRe2DEUhJT
— 大河ドラマ「いだてん」 (@nhk_td_idaten) 2019年3月24日
四三はどこに
競技場ではまたひとりの選手がゴール、これで全選手がレースを終了したとの知らせが入ります。
でも四三はまだ来ていません。
「この暑さでは棄権もやむなきこと」と言う兵蔵でしたが、弥彦は「棄権者に日本人はない」と報告します。
何度も確認したけれども、リタイヤ名簿にも病院搬送者リストにも金栗四三の名はないと。
治五郎は、まだ走っているのだと信じますが、いつまで待っても次のランナーは現れません。
四三は行方不明になりました。
競技中に選手が消える事態にクーベルタン男爵も顔色を変えています。
派遣団は、コースを巡り、各病院をあたり、必死に探しますが、四三の姿はどこにもありません。
意識を取り戻す四三
一様に疲れ切った顔でホテルに戻った治五郎らは、明日には捜索願を出そうと相談します。日本にはどう電報したものか…。
その時安仁子が、四三の部屋から出てきます。
まさか…
四三は部屋のベッドで眠っていました。
「先に戻っていたなら見つからないわけだ」
弥彦はことさらに明るく言い、大げさに笑いますが、治五郎たちが続いて笑うことはありません。
何より四三自身が茫然としています。
ベッドの横に転がる汚れた足袋を拾い上げる四三は、今、レースが終わったことを認識したような顔です。
#いだてん 第12回「#太陽がいっぱい」いかがでしたか?
「勝ち負けじゃない世界で生きてきたので、今回、 #金栗四三 さんの役をとおして“負ける悔しさ”を思い知りました。撮影後もマラソンのことを思い出すと悔しくて、熱を出してしまったほどです」(#中村勘九郎 さん) pic.twitter.com/dF5ubjLJSJ— 大河ドラマ「いだてん」 (@nhk_td_idaten) 2019年3月24日
「なぜ帰って来てなぜ寝ているのか自分でも分からない」と話す四三を見つめるばかりの治五郎に、大使館職員のジェラードが「すみません」と詫びています。
朦朧としながら走っていた四三は、途中でコースを間違えていました。
ラザロはそれを教えようとしていたのです。
コース外の道で倒れた四三は、係員に発見されることもなく、そのまま意識を失っていたのでしょう。
沿道で応援していたジェラードとダニエルが四三を見つけてホテルへ運んだのでした。
「ニッシャビョウデス」とダニエルは言います。
#ストックホルム オリンピックの開会式の記録写真を見ると、1人の西洋人が日本選手団に混ざっていたことがわかります。ここから #ダニエル というキャラクターが誕生しました。ちなみに、ダニエル役は現地で人気の俳優 #エドヴィン・エンドレ さんです。 pic.twitter.com/6TZRcWg5wS
— 大河ドラマ「いだてん」 (@nhk_td_idaten) 2019年3月17日
今でいう熱中症でしょう。
命の危険すらある状態でした。
ようやく何が起きたのか理解した四三は、「すいません」と繰り返しています。
いだてん12話の感想
代表選手に義務感は必要?
四三は何に謝っているのでしょう。
私としては「生きてたんだからいいよもう」という心境ですが…。
国際大会、特に五輪では、結果の出なかった選手が謝ることがあったり、なぜかマスコミが選手を責めることがあったりしますが、わざと負けてる人いないしね。
スポーツを応援することは、選手の努力にただ乗りさせてもらっていることです。
選手に義務感は不要。
100年以上昔の出来事にこう言っても仕方ありませんが。
金栗四三氏の日記
四三がコース途中で倒れたのは実話です。
四三の倒れていた町には今も記念碑が建っています。
記念するようなことなのか(笑)
助けてくれたのは近所の農家の人で、その農家で翌日まで眠っていました。
この時の四三の日記がWikipediaに出ています。
大敗後の朝を迎う。終生の遺憾のことで心うずく。余の一生の最も重大なる記念すべき日になりしに。しかれども失敗は成功の基にして、また他日その恥をすすぐの時あるべく、雨降って地固まるの日を待つのみ。人笑わば笑え。これ日本人の体力の不足を示し、技の未熟を示すものなり。この重圧を全うすることあたわざりしは、死してなお足らざれども、死は易く、生は難く、その恥をすすぐために、粉骨砕身してマラソンの技を磨き、もって皇国の威をあげん
「死は易く生は難い」「人笑わば笑え」と言い、「失敗は成功のもと」と雪辱を誓う心の強さと賢さ。
ドラマは平気でしたけどご本人の日記読んだら泣きそうになりました。
違和感のあるスヤのエピソードと黒坂役交代のニュース
ところで…
途中に入る熊本のエピソードなんだか変ですよね。
スヤが四三の実家に鯛を持ってくる話。
今頃になっていきなり鯛をストックホルムへ送れと言うところからしておかしい上に、庄屋の嫁という立場のスヤが自由にふるまいすぎていて…
「なんだこりゃ」な場面ですが、もしかしたらココには、足袋職人黒坂のエピソードが入っていたのかな?
レース本番の日に黒坂と清さんが出てこないのも不自然ですし。
でも「諸般の事情」でそこを放送できなくなったので、急遽スヤさんが四三の実家に行く話を挿入したとか?
だとしたら選手に介抱させる引率者並みの迷惑度ですね。
今後の黒坂のパートは、三宅弘城氏が演じることになったそうです。
出演者変更のお知らせ#黒坂辛作 役を #三宅弘城 さんに変更することになりましたので、お知らせいたします。#いだてん
— 大河ドラマ「いだてん」 (@nhk_td_idaten) 2019年3月19日
大河ドラマを見逃してしまったら
「いだてん」再放送
まずは再放送を抑えましょう。
再放送は土曜の13:05 – 13:50です。
実質無料の見逃し配信
NHKオンデマンドで見逃し配信もしています。
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現在いだてん4話から10話は配信を停止しています。
4話,5話,6話,7話,8話,9話,10話のあらすじはこちらで補完してください。
本作品の配信情報は2019年3月18日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各VODサービスのホームページもしくはアプリをご確認ください。