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ミスター・メルセデス シーズン1第3話「曇り時々騒乱」あらすじ感想など

2019年4月26日

ミスター・メルセデス」は、スティーブン・キング原作ミステリー小説のドラマ化作品です。

キングは、エグゼクティブプロデューサーとしてドラマ制作に参加しています。

ドラマ「ミスター・メルセデス」シーズン1各話のあらすじ感想などをまとめていきます。

今回は第3話「曇り時々騒乱」です。第2話はこちらに

前回までの登場人物相関図

第2話の終わり時点の相関図はこうでした。

Mrメルセデス登場人物相関図シーズン1第2話

各登場人物紹介、キャストなどはこちらに

ミスター・メルセデス第3話「曇り時々騒乱」のあらすじネタバレなし版

ホッジスは、ベンツの持ち主の妹ジェイニーに会います。

ジェイニーは、メルセデス事件の犯人を名乗る人物が姉オリヴィアへ宛てた手紙を発見していました。

手紙には、自分の生い立ちと事件を起こした動機が語られ、車の鍵を抜き忘れたオリヴィアにも責任があると書かれています。

ホッジスは、その手紙をピートのもとへ持っていきますが、いたずらだろうと一蹴され、真面目に取り合ってもらえません。

確かにこの手紙には、ニュースを見れば誰でも知ることのできることしか書かれていません。

自分へ送られた動画のことを話しても、その動画はメールごと消えていてとても証拠とは言えません。

ホッジスは、独自にMr.Mを揺さぶる手段に出ます。

一方ブレイディは、子供の頃のことを思い出します。

当時は家にいた弟のことを。

ミスター・メルセデス第3話「曇り時々騒乱」のあらすじネタバレ版

3話を終わりまで詳細にネタバレしています。

ネタバレを読みたい人はタップして開いてください。

ネタバレを読む

オリヴィア宛ての手紙

ビル・ホッジスは、犯行に使われたベンツの持ち主オリヴィア・トレローニーの妹ジェイニー・パターソンに会います。

「車は盗まれたけれども絶対にキーを差したままにはしていない」と主張していたオリヴィアは自殺し、オリヴィアが住んでいた家を相続したのがジェイニーです。

ジェイニーは、メルセデスキラーを名乗る者から姉への手紙を発見していました。

手紙に書かれているのは、大部分が送り主自身の話です。

幼少期から家で性的精神的虐待を受け、学校ではいじめを受けた。

今は低賃金で底辺の生活をしている。

そんな自分の存在証明を欲して突発的にあの犯行をした。

今も罪悪感を感じている。

そして書き手は、「あなたが鍵を抜いていたら彼らは死ななかった」と付け加え、オリヴィアが責任を感じるように誘導しているようです。

警察の対応

ジェイニーは、その手紙をホッジス個人が調査してくれることを望んでいます。

警察は「いたずらでしょう」と言うだけで深く調べてくれないと分かっているからです。

それでもホッジスは、「一度は警察に見せてみよう」と言って、ピートのところへ手紙を持っていきます。

しかし殺人課は、娼婦殺しのターンパイク・ジョー事件の犯人ドナルド・ディヴィスを逮捕していつも以上に多忙な様子。

ピートは、その手紙にたいした関心も示さず「預かっておくよ」とだけ。

淡白な反応にいらだつホッジスは、思わず動画のことを口にします。

「事件の現場を車の中から撮っている。犯人だろう」と言いはしたものの、その動画は痕跡すら残さず消えています。

「動画は送られてきたが今はもう見られない」と言われては、警察としても対応のしようがありません。

ホッジスは、独自にMr.Mの出方を探る策に出ます。

ホッジスのアルコール問題

憤慨して警察署から帰るホッジスを、新しくメルセデス事件の捜査チームに加わった女性捜査官イジーが追って来て「あなたはピートに恩がある。かばってもらって無事退職できた」と言います。

「治療すべきよ」とも。

イジーには、ホッジスがアルコール依存症に見えているのかもしれません。

そしてホッジスは、現役の頃から酒の問題を抱えていたのかもしれません。

ブレイディの弟ジェリー

弟を思い出す時、ブレイディは重い頭痛に襲われます。

二つか三つ年下でしょうか。ジェリーというブロンドの男の子でした。

ブレイディも小学校に上がった上がらないかくらいの年齢の頃のことです。

ブレイディがTVを見ながら絵を描いている横で、ジェリーは、お菓子リンゴを喉に詰まらせます。

※詰まらせたのはりんごらしいです。修正しました。

声が出せずにもがくジェリーの異変にブレイディはなかなか気づきません。

ジェリーに腕をつかまれ、慌てて母親を呼び、母は救急車を呼びますが…

今、ブレイディの家に弟のいる気配はありません。

「ミスターメルセデス逮捕」

謎のメールの人物「ミスターM」がホッジスとの連絡場所に指定しているwebサイト「デビーの青い傘の下で」にはまたホッジス宛の不気味な動画が送信されていますが、特に目新しい情報はありません。

ホッジスは、揺さぶりをかけるメッセージを送ります。

「今日、警察がMr.メルセデスを捕まえた

これは嘘です。今日捕まったのは、別の事件ターンパイク・ジョー事件のドナルド・ディヴィスで、メルセデス事件とは関係ありません。

しかしホッジスは、「ドナルドがメルセデス事件についても犯人しか知りえないことを自供している」と偽り、「まだこの情報は公開されないが、真犯人が捕まったのだから君も無駄なことはもうやめろ」と締めくくりました。

ブレイディの涙

真犯人が逮捕されたと言われたブレイディは、涙ぐんで悔しがり、地下室の壁に貼られたホッジスの写真を破っています。

それきりMr.Mからホッジスへの音信は途絶えます。

ジェロームの父の苦情

芝刈り青年ジェロームは、優秀な高校生らしいです。

そのジェロームが、引退した刑事がモンスターを追うのを手伝っていると知った父ローレンスはいい顔をしません。

ホッジスに「ジェロームの足を引っ張らないでくれ」と苦言します。

ホッジスはそれを了承しますが、メール消滅事件の調査を続けたがるジェロームは、またホッジス宅へやって来ました。

そこへブレイディのアイスクリームカーが近づいてきて、ジェロームとホッジスが手を振りますが、停車せずに行ってしまいました。

ロビーのパワハラ

スプリーム・エレクトロニクスのクズ店長ロビーは、ブレイディが休憩時間にアイスクリームを売りに行くのを嫌い、「薬でも売っているのか」と言っています。

ロビーは、PC爆発をブレイディの仕組んだことではないかと疑う発言もしていて、店内の緊張関係は、ますます高まっています。

 

ミスターメルセデスシーズン1第3話までの登場人物相関図

3話時点での登場人物とそれぞれの関係はこうなりました。

死んだジェリーの存在が明らかになったこと、オリヴィアの妹ジェイニーの登場とホッジス側からMr. Mへのアクションが起きたことが大きな変化です。

↓タップで拡大してください。

ミスターメルセデス登場人物相関図シーズン1第3話

Mr.メルセデスS1第3話「曇り時々騒乱」の感想、謎など

ブレイディの罪悪感

ブレイディの子供時代が回想される回でした。

階下へ降りると、母親がどこかの男と真っ最中。母は男ではなくブレイディに「あっちへ行け」と命じました。

子供にとっては親がすべてです。

母親にああ言われてしまったら、自分の価値を疑問視してしまうでしょう。

もうひとつは、弟の死です。

ブレイディのせいではない事故でしたが、どうにもならない自責にとりつかれてしまったかもしれません

ベンツのオーナー、オリヴィア宛ての奇妙な手紙には、殺人への罪悪感が語られていました。

オリヴィアはなぜ死んだのか

それにしてもなぜオリヴィアは自殺したのでしょう。

車のキーを抜いたことに絶対の自信のあったオリヴィアです。

妙な手紙を送りつけられて精神的に追い込まれたことは想像がつきますが、落ち度がなければ事件の責任もなく、自ら命を絶つほどのプレッシャーを感じることもないはずですし、堂々と生き続けることが、キーを抜き忘れていないことの証明にもなるような気がします。

自殺の詳細は、まだ語られていません。自殺ではないのかもしれません。

ホッジスの状態は想像以上に悪い?

ホッジスがピートにかばってもらったという過去の話も出てきました。

具体的には分かりませんが気になります。

ピートも隣のアイダも、ホッジスの様子が普通ではないと感じています。

ジェロームの父親も「心の状態がよくないのでは?」と言っていました。

これまでにパニック発作や過呼吸の一歩手前くらいに見える状態になったこともあります。

庭に侵入した近所の子供がフェンスから落ちているのを見た時と、ジェイニーの母が病室で死んだように眠っているのを見た時です。

ホッジスは、自分で感じているよりも病的に見えているのだろうと思います。

美術館の着工式で何かが起こる?

前にロビーの言っていた「美術館の着工式」というのが間近に迫っていて、今回はジェロームの妹バーバラがその話をしていました。

着工式に何かが起こるのかもしれません。

 

第4話はこちらに