「いだてん」10話あらすじ感想と見逃した時の対処法など-日本は日本
2019年の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)」
第10話「真夏の夜の夢」のあらすじを紹介します。
ネタバレしています。
いだてん4話~10話は見逃し配信されていません。
Contents
いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)第10話「真夏の夜の夢」あらすじ
前回までのいだてん
日本初の五輪代表金栗四三と三島弥彦、引率の大森兵蔵と妻安仁子の4人は、シベリア鉄道で大陸を横断し、ストックホルムに到着しました。
日本では嘉納治五郎が渡航の申請をしていますが、お役所仕事に手間取り、苛立ちをつのらせています。
第9話はこちらに
世界の遠さと世界の近さ
当時はオリンピック選手村と呼ばれるものはなかったようですが、選手たちは陸上競技場近くに宿泊し、練習用に開放されたグランドには各国に割り当てられたロッカーもあります。
長距離の四三と短距離の弥彦は、練習が違います。
日本から派遣された選手はふたりだけなので、どちらもひとりで練習することになります。
グランドの弥彦は、周囲の外国人より一回り小さく、走ればぐんぐん引き離されます。
100メートル12秒台の三島天狗は、五輪代表の中では決して早いほうではありません。
無理もありません。体格が違う上にトレーニングのメソッドを持っていないのです。
アドバイスしてくれるはずの兵蔵はずっと咳で寝込んだまま。
自分以外は全員白人のグランドで弥彦は、世界の遠さを思い知っています。
一方更衣室では、ポルトガルのマラソン選手ラザロが四三の履いている足袋に興味を持ち話しかけてきました。
#いだてん 第10回「#真夏の夜の夢」いかがでしたか?#四三 が愛用する足袋にロッカールームは騒然!外国人選手が珍しがって「履かせてほしい」「譲ってほしい」と言ってきたこと、いつの間にか選手たちの間で四三が人気者になっていたことは、記録に残るエピソードです。 pic.twitter.com/8gPojyvq7N
— 大河ドラマ「いだてん」 (@nhk_td_idaten) 2019年3月10日
四三は足袋のことを「大工の履物だ」と説明したいのですが、ポルトガル語で話すラザロに日本語の四三では、話がなかなか通じません。
ゼスチャーゲームのようになり、「カーペンター」と通じた時には、周囲から拍手が。
話してみるとラザロも、貧しく、電車に乗るお金がないので毎日走っていてマラソンにスカウトされた人でした。
四三と外国人たちは打ち解け、みんな足袋を欲しがっています。
競おうと思えば世界は遠く、友達になろうと思えば案外近いということなのでしょう。
弥彦の乱心
ストックホルム入りしたばかりの頃は、英語でインタビューに答えていた弥彦でしたが、記者が興味を持つのは世界記録保持者の四三だけだと痛感する事態が立て続けに起き、グランドでは長身の外国人選手に圧倒され、居心地の悪い思いをするうちに自信を喪失してしまいました。
痛快男子三島弥彦は、劣等感を感じたこともなければ、人々から見向きもされない立場を経験したこともないでしょう。
エリートの脆さと言ったところか、とうとう練習に出てこなくなり、ホテルの窓から飛び降りようとする始末です。
日本では負け知らずの #弥彦 も、海外では無名の選手。外国人との体格差やレベルの違いを目の当たりにし、さらに世界記録をたたき出した #四三 ばかりに注目が集まる屈辱を味わう。自信を喪失した弥彦はついに…!?
📺#いだてん 第10回「#真夏の夜の夢」本日[総合]夜8:00 pic.twitter.com/arniBVtMMp
— 大河ドラマ「いだてん」 (@nhk_td_idaten) 2019年3月10日
フォーム改善トレーニング
体調が悪く、部屋から出られない兵蔵でしたが、安仁子に走る弥彦の写真を撮らせます。
走り方を写真でチェックしてウィークポイントを探そうという試みです。
苦肉の策でしたが、これが意外に成果をあげました。
手探りではありますが、フォームの改善を試行錯誤する練習が始まります。
走り方に欠点があるということは、もっと早く走れる可能性があるということ。
数日で10秒台や11秒台が出るはずがありませんし、これが最も効率のいい方法だったかどうかは分かりません。
でも、何をしたらいいか分からず煩悶にとらわれているより、トライ&エラーを繰り返す方がどれだけいいか。
弥彦に本来の快活さが戻って来ました。
白夜の君が代
北欧の白夜もふたりの心身を削ります。
明るくて眠れないばかりか、日の沈まない夜を朝まで踊りあかす現地人の夏至祭の騒音で、四三と弥彦はもう限界です。
たまりかねた四三は、踊る人々に苦情を申し立てに向かいますが、通じるはずがなく…どうしたわけか「日本の歌を歌ってくれ」と要求される事態に。
やがて四三が決然とした顔で歌い出したのは「君が代」でした。
仕方なく弥彦も一緒に歌います。
ストックホルムの人たちに君が代が歌と分かったのかどうかすら怪しいです。
歌い終えるとまばらな拍手が起きますが、あきらかに憮然としている人も。
現地人の複雑な視線の中心で四三は、口を真一文字にきゅっと締め、ただ前方を見つめたまま。
気まずい雰囲気を破ったのは、嘉納治五郎でした。
ようやくストックホルムに到着した治五郎は、君が代で歓迎してくれたのかと勘違いしたふうでしたが、四三は「表彰式の予行演習です」と言い放ちました。
日本は日本
開会式の行進で持つプラカードに書く国名の表記をどうするか、治五郎たちが相談しています。
国際大会だから「JAPAN」で、と決まりかけた時、四三が言います。
「日本と書くべきです」
治五郎たちは笑いますが、四三はさらに強硬に「日本は日本」だと言い、「日本と書かないなら出場しない」とまで宣言。
いつになく強く主張する四三に治五郎は驚いています。
いだてん10話の感想など
音程の怪しい「君が代」
思いがけず泣きそうになりました。
なぜ涙が出たのか分かりません。
日本人だから?ジャパン人ではなく日本人。
シベリア鉄道に乗っていたときから四三は、日本人は日本人として堂々と日本のやり方で行けばいいのだと思っていたフシがありました。
何から何まで海外に合わせるのは、国際化ではなくただの迎合です。
欧米と日本は「違う」というだけで、違うことは劣っていることではありません。
もちろん優れていることでもありません。
ただ、日本は日本なのです。
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現在いだてん4話から10話は配信を停止しています。
4話,5話,6話,7話,8話,9話,10話のあらすじはこちらで補完してください。
本作品の配信情報は2019年3月15日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各VODサービスのホームページもしくはアプリをご確認ください。