本ページにはプロモーションが含まれています

「ザ・テラー」S1第1話「航路を求めて」ネタバレ感想と気づいた点など

2018年8月23日

ザ・テラー」は、ダン・シモンズの小説「ザ・テラー 極北の恐怖」をドラマ化したものです。

10話で構成される「ザ・テラー」シーズン1第1話のあらすじを紹介します。

ザ・テラー エピソード1航路を求めてのあらすじネタバレなし版

イギリスの誇りを乗せた戦艦エレバステラーが、北極の海を進んでいきます。

二隻の目的は北西航路開拓。

北極圏を通って中国へ向かうルートを探すのが、イギリスの悲願でした。

すでに北磁極に近く、これからキングウィリアム島の横を南下して太平洋へ出れば、後はユーラシア大陸を目指すだけです。

航行は順調なはずですが、テラー号の艦長フランシスは何かを危惧している様子。

楽観的な隊長兼エレバス号艦長フランクリンとエレバス副艦長フィッツジェームズとは対照的です。

そんな折、探検隊はふたりの隊員を失います。

1話でよく見て欲しいポイント

  • 冒頭のイギリス人とイヌイットとの会話の時のテント入り口
  • 若く体の弱そうな隊員が血を吐いた直後、同じテーブルにいたはずが介抱に加わっていない隊員がいる
  • フィッツジェームズの話す腕の怪我
  • 死んだ隊員を埋葬する時、棺の蓋を閉めに行った隊員の仕草

気を付けてみて欲しいと言うか、ちょこっと覚えておいて欲しいポイントです。伏線というのともちょっと違います。

たぶん1話時点ではなんのことか分からないと思いますが、後から効いてきます。

スポンサーリンク

ザ・テラー エピソード1航路を求めてのあらすじ-ネタバレ版

ジェームズ・ロスの捜索

寒そうな場所のテント中で、白人男性が現地人らしい人物に話を聞いています。

ここは北極圏。イヌイットの暮らす集落です。

イヌイットに質問をしているのはジェームズ・ロス卿

19世紀イギリスの極地探検の英雄でフランシスの友人です。

ジェームズは、イヌイットのリーダーらしい男が「大勢の白人が力なく歩いているのを見た」「そこにアグルカがいた」と言うのを聞くと、3人の英国軍人の肖像画を見せ、「アグルカはこの中にいるか」と尋ねます。

イヌイットがそのうちのひとりを指さすと、ジェームズはますます必死な表情になり、アグルカはどこへ行ったのかと聞きます。

しかしイヌイットの返答は「アグルカは、いずれ私たちを探しに来る者たちに我々は全員死んだと伝えてくれと言った」というものでした。

悲痛な表情でそれを聞くジェームズの背後にテントの入り口が見えます。

外にいたひとりの男が立ち上がり、少しだけジェームズの方を向いて立っていますが、やがて音もなく立ち去っていきました。

この時イヌイットがトゥンバックのことを話すと通訳が「足は2本で4本」と、意味の分からないことを言いますが…

原作ではトゥンバックは2足歩行も4足歩行もできるという設定です。

ドラマのトゥンバックは4足歩行しかしていませんが、もしかしたら2足歩行も可能で、ドラマのイヌイットはその話をしているのか…でも、出てこないことをわざわざ入れる必要はない気もするし…謎です。

エレバスのフランクリンとテラーのフランシス

2隻の船が氷の浮かぶ海の上をゆるゆると進んでいきます。

船はエレバス号とテラー号。

「ザ・テラー」は、1941年のフランクリン遠征を題材にした物語です。

イギリスから中国へ北極圏を横切って進む北西航路を探しに来た探検隊で2隻とも当時の世界最高の技術を集めた最強の軍艦です。

今日は、エレバスに乗船する隊長のジョン・フランクリンと副艦長ジェームズ・フィッツジェームズがテラーを訪れてディナーを取ることになっていますが、テラーの艦長フランシス・クロージャーは、気が進みません。

フィッツジェームズの毎度の自慢話を聞くのに辟易としているのです。

フランシスがうんざり顔なので、ディナーの雰囲気はあまりよくありません。

デヴィッド・ヤングの吐血と死

船員たちの食堂では、若い隊員のヤングが突然血を吐きはじめました。

近くにいた隊員がヤングを抱きかかえて血を拭いてやりながら助けを呼ぶ中、ヤングの前に座っていたはずの金髪の男は消えてる…?

感染症だったらヤバイと思って素早く離れたのかもしれません。奴はそういう男。

ヤング吐血のシーンは第1話10分7秒あたりから。いなくなるのが誰か見ておいてください。

→「ザ・テラー シーズン1

医務室に運ばれたヤングは、軍医の態度でもう自分が長くないと分かったのでしょう。

銀の指輪をはずし、「妹に渡してくれ」とグッドサーに託します。

死に際に天使が現れると期待していたヤングの前に姿を見せたのは、天使とは程遠い不気味な爺さんでした。

あれはなんだったのか。死神のようにも見えますが、どこか悲しそうな顔の恐ろしい男。

ヤングの遺体は、信心深いフランクリン隊長の指示で土葬されます。

マストから落下したビリーも死亡

甲板でも悲劇が起きます。

船が氷山に当たったのでしょう。

衝撃とともに大きく揺れ、マストの上にいたビリーが氷の海へ落下してしまいます。

隊員たちは甲板からロープを投げますが、ビリーの体は水の冷たさに耐えられず、すぐに動かなくなって沈んでいきました。

よく見ると冒頭あたりで、コリンズがビリーに、マストに上がって帆を結ぶ練習をするよう命令しています。

そうするとコリンズは、自分の指示でマストの上にいたビリーが海に落下し、助けられそうで助けられず、数日後に潜水した時にはその遺体を見てしまったことになります。

マストに上がれと指示を出すシーンは第1話3分20秒あたりです。

こちらからどうぞ→「ザ・テラー シーズン1第1話」

運命を分けた会議

エレバスは損傷のために旗艦としての能力が落ち、流氷はますます厚くなっています。

今後の方針を決めるため、エレバス号では士官会議が開かれました。

フランシスは、流氷の流れ着くキングウィリアム島の西側を進むのは危険だと主張し、エレバスを捨てて全員でテラーに乗り、キングウイリアム島の東側から南を通過して太平洋へ出るルートを提案します。

後の世では、この時フランシスの言ったキングウィリアム島東を南下するルートが北西航路であると認識されています。

フランシスの意見は正しく、これこそが生きて帰る道だったのです。

しかしフランクリンには自分の船エレバスを棄てるという選択肢はなく、二隻は予定通り島の西を進むことになりました。

わずか6日後、エレバスとテラーを浮かべる海は結氷し、船は動けなくなります。

ザテラー1話の感想など

1話で人間関係や階級がなんとなく分かるようにできています。

特にテラー号での会食シーンでは分かりやすいです。

お誕生日席に座るフランクリン隊長の左右はテラーの艦長フランシスエレバスの副艦長フィッツジェームズですが、戦争中の武勇伝を聞かせるフィッツジェームズは、椅子ごとフランクリンの近くに寄せて体を横に向け、ほとんど隊長と並んでいるような座り方です。

一方のフランシスとフランクリン隊長の間には距離があり、不自然なほどぽっかりと空間が開いています。

さらによく見ると皿の料理の減り具合にもディナーの雰囲気が現れています。

フィッツジェームズがご機嫌で話すのを笑ったり頷いたりしながら聞いてるメンバーのお皿にはまだ料理が残っていますが、フランシスのお皿はもう食べきってしまいそうです。

ナイフとフォークを皿に置いてしゃべるフィッツジェームズに対してフランシスは、フィッツジェームズの顔も見ずに食べていたからこうなったのでしょう。

フランクリンは隊長らしくテーブルの面々をさりげなく見回しています。

また末席で慎み深げに微笑んでいるアーヴィング海尉フランシスの顔色を窺いながらフィッツジェームズの話にあいのてを入れるどこか安っぽいホジソン海尉のキャラの違いもここで分かります。

この人がホジソン(二等海尉)

ディナーのシーンは1話の7分35秒あたりからです。

こちら→「ザ・テラー シーズン1」からどうぞ

血を吐いて医務室に運ばれたヤングに対する態度で、軍医スタンリーと助手のグッドサーの性格の違いも分かるようになっています。

医者のスタンリーとマクドナルドが似ていて分かりにくいですが、テラーの晩餐でフランクリンの正面の席に座っているほうがマクドナルド、ヤングを診察するのがスタンリーです。

一番簡単な見分け方は、髪が豊富にあってもみあげまでふさふさなのがマクドナルド(テラーの軍医、いい人の方)髪が少ないほうがスタンリー(エレバスの軍医、イヤミな人の方)です。

グッドサーは本当にいい人だったみたいですよ。

詳しくはこちらに
2 ザ・テラーの中の実話:グッドサーは勤勉で探検隊の太陽だった

2話はこちら
「ザ・テラー」S1第2話「流血」ネタバレと感想、原作との違いなど