ミスター・メルセデス シーズン1第4話「堕ちた神々」あらすじ感想など
「ミスター・メルセデス」は、スティーブン・キング原作ミステリー小説のドラマ化作品です。
ドラマ「ミスター・メルセデス」シーズン1各話のあらすじ感想などをまとめていきます。
今回は第4話「堕ちた神々」です。第3話はこちらに
Contents
前回までの登場人物相関図
Mr.メルセデスS1第3話終了時点の登場人物相関図はこうでした。
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それぞれの登場人物についてはこちらに
ミスター・メルセデス第4話「堕ちた神々」のあらすじ
マッチョでレイシストでストーカー野郎のライアン
ライアン・スプリングヒルは、重症の差別主義者。
今日も「KKKなんとか…」と名付けられたサイトにアクセスしました。
その時裁判所から郵便が届きます。「接近禁止命令」
別れた妻との間のことでしょう。
ライアンはその決定に腹を立て、相手にメールを送ろうとしますが、タイプしているうちにモニターがスクランブルし、パソコンは動かなくなりました。
使っているPCは、先日スプリーム・エレクトロニクスに修理を依頼したものです。担当したのはルー・リンクラッター。
(本当の姓はリンクレイターです。リンクラッターはライアンの間違い)
ライアンは、店に乗り込みます。
「直っていない」とがなりたてるライアンに、ルーは「基盤を換えるようすすめたけど換えなかったから」と答えますが、店長ロビーが「すぐに修理しなおします」と約束しました。
そのPCがブレイディにハッキングされていたことに、ライアンはまったく気づいていません。
もっとも、ルーもハッキングとは分からなかったようなので無理もありませんが。
ホッジスはオリヴィア宛ての手紙を分析
メルセデス事件に使われた車両のオーナー、オリヴィアは、事件後、犯人を名乗る人物から手紙を受け取っていました。
その後自殺したオリヴィアに代わり妹のジェイニーがホッジスにそれを預けています。
ホッジスは、手紙を一文ごとに切り分けはじめました。
ふいにTVから不気味な笑い声が聞こえてきて、画面はメルセデス事件の惨状を映しています。
先日からホッジスは、TVがMr.Mの動画に乗っ取られるのを何度か体験しています。
車の鍵を開ける方法
芝刈りの高校生ジェロームから電話が来ます。
ホッジスが今もメルセデス事件を追っていると知ったジェロームの父から苦情を受け、バイト契約は解消されているのですが、本人は、まだ事件の調査を手伝いたいようです。
電話の向こうのジェロームは、「キーを使わずに車を開ける方法が分かった」と言っています。
持ち主がリモコンでロックや開錠をするとき、100メートル以内の距離にいればその信号を盗むことは可能なのだそうです。
ホッジスは、記録課に異動している警察時代のの同僚マーロに「メルセデス事件前後の車上荒らしを調べてくれ」と頼みました。
ブレイディのリモコン凶器完成?
ブレイディは、自宅地下で作ったリモコンで踏切の遮断機を思うままに操作するのに成功します。
貨物列車の通過中、降りている遮断機を上げただけです。誰にも危害を加えてはいませんし、誰にも知られていません。
今はまだ。
この↓下で、4話の終わりまでネタバレしています。
ネタバレを読みたい人はタップしてください。
シニアな方々の惚れた腫れた系の話をばっさり省略しちゃったけど、いいですよね。
ミスターメルセデスシーズン1第4話までの登場人物相関図
4話時点での登場人物とそれぞれの関係はこうなりました。
ライアンが物語に関わったことと、ホッジスとジェイニーの関係が協力関係から恋愛関係に発展したのが大きな変化です。
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Mr.メルセデスS1第4話「堕ちた神々」の感想など
ルーとブレイディ
ルーは、客や店長に対しても胸中と違う態度で接することが出来ず、毎日のようにトラブルを起こしています。
ルーの反抗や敵愾心は、目に見える形で発現するので周囲は手を焼きますが、見えないところで他者を攻撃することはありません。
ブレイディは逆です。
何を言われても怒りをあらわにすることは滅多になく、柳に風です。
ライアンがブレイディを侮辱した時にも、何も言わずに受け流していました。
ルーは、そんなブレイディを「すごい」と言います。私も、ブレイディが殺人ツールを作っていることを知らなかったらそう思ったでしょう。
ブレイディは、内心の憤りや憎しみをあの地下室で解放させ、いつか社会に復讐する日を夢見ているからこそ、外ではケンカをせずにいられるだけです。
現実の世界でも社会への恨みを晴らすような犯行は時々起こります。
子供が学ばなければならないことは、たくさんたくさんありますが、自身の怒りに健康的に対処する方法は、必ず身につけておくべきスキルですね。
ブレイディには、それを教えてくれる大人がいませんでした。
ミスターメルセデスS1第4話の状況を整理
ジェラルドはいつどうやって死んだのか
第4話ではジェラルドの死に謎が浮上しました。
前回の第3話には、ジェラルドがりんごをのどに詰まらせる場面があり、あの時に死んだように感じられましたが、死ぬところまでは出ていませんでした。
今回、ブレイディが思い出していた瀕死のジェラルドは、階段の下で仰向けに横たわり、口からは血を流していました。
近くにおもちゃのバスのようなものが落ちていて、あれを追って階段を落ちたように見えます。
異常なのは、それを見るブレイディと母デボラの態度です。
助け起こそうともせず、ジェラルドの窮地を黙って眺めている母と兄は、本当に本当におかしい。
ジェラルドの死の真相は、今回で逆に深まりました。
ブレイディはオデルに関心を?
ブレイディが、ジェロームの犬オデルを知っていて何かを考えついたように見えることが気がかりです。
ブレイディは、ホームセンターで駆除剤を買おうとしてやめてもいます。
おそらく鼠などの駆除剤と思うのですが、ブレイディが「買うところを知り合いに見られたらまずい毒」という認識でいたのは確かです。
ブレイディは、毒を盛るというアナログな計画も持っていることになります。
まさかオデ…
考えたくないですよね。やめときましょう。
第5話はこちらに