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ミスター・メルセデス シーズン1第1話「嘲笑う男」のあらすじ感想など

2019年4月24日

ミスター・メルセデス」は、スティーブン・キング原作ミステリー小説のドラマ化作品です。

主人公ビル・ホッジス元刑事の物語は三部作になっていて、最初がこの「ミスター・メルセデス」、次が「ファインダーズ・キーパーズ」、最後が「任務の終わり」です。

ドラマ「ミスター・メルセデス」のシーズン1のあらすじ感想などをまとめていきます。

最初に書いておきますと…親子で見るのはほぼ不可能なドラマです。相当気まずくなると思います。

ミスターメルセデスS1第1話時点の登場人物相関図

登場人物はまだこれだけです。

立ち位置や関係は、この後変わって行きますが、1話ではこの状態です。

↓タップで拡大してください。

Mrメルセデス登場人物相関図ドラマスタート時点

各登場人物についてはこちらに

ミスター・メルセデス第1話「嘲笑う男」のあらすじ

1話は、登場人物の背景の紹介的な回です。

ネタバレ全部読んじゃってもそう差し支えないと思いますが、冒頭メルセデス事件の後の箇所は、タップしないと見えないようにしておきますね。

メルセデス事件

オーディンがまだ夜も明けぬうちに到着した職業紹介会場には、もう長い列ができています。

前に並ぶジャニスは、生後2ヶ月のパティを抱えています。

そこへやって来た一台のベンツを失業者達は不思議そうに眺めます

車内には男がひとり。ハンドルに貼ったスマイリーフェイスのステッカーが不気味です。

男はピエロのマスクをかぶると、アクセルを踏み切り、列をなす人々の中へ突進していきます。

猛スピードで前進とバックを繰り返すベンツに、転ぶ者は轢かれ、立っている者ははね飛ばされ、就職フェアは阿鼻叫喚、地上の地獄と化しました。

この凶行による死者は16名。負傷者はその2倍。

オーディンもジャニスも赤ちゃんのパティも死にました。

犯人はどこへ消えたのか、ベンツはその場に捨てられています。

退職警官ビル・ホッジス

リラックスチェアで寝ていたビル・ホッジスは、電話で起こされました。

離婚し、今は警官も退職したホッジスは、気楽な一人暮らしですが、夕べはスナック菓子とビールの食事をしながら眠ってしまったのでしょう。

電話の主は、かつての同僚ピート

「ランチの約束を覚えてるか?」

ピートは、引退後のホッジスの暴飲暴食や身なりに構わない様子が気に入らないみたいです。

ランチに誘い出すのも、外出させようという心遣いでしょう。

現役時代の行きつけの店でピートと軽口を交わし合う雰囲気は、和やかで微笑ましいもの、ふたりが息の合う相棒だったことが分かります。

でもピートの携帯が鳴ると、ホッジスは、居心地の悪そうな表情になりました。

同業者だったホッジスには分かるのです。何かが起きて、ピートは「すぐ来てくれ」と呼ばれていると。

今のホッジスには、緊急の用事で呼ばれることはありません。

 

この↓下で、1話の終わりまでネタバレしています。

ネタバレを読みたい人はタップしてください。

ネタバレを読む

隣の未亡人アイダ

ホッジスの隣に住むアイダは、ホッジスと同じような年齢の女性で、ご主人を亡くしています。

ご近所の生活に興味があるのか、ホッジスにだけ特別な関心を持っているのか、アイダは、ホッジスの食べているものや飲んでいる薬を把握しています。

ごみを見れば分かるのだそうです。

アイダは、「魚を買い込みすぎた」と言ってホッジスをディナーに招き、食事の途中でスマホを見せます。

映っているのは裸のアイダ。

藪から棒な誘惑に困惑するホッジスは、スマホをアイダに突っ返しました。

 

消えたいやがらせ動画

家に帰ったホッジスがPCを立ち上げると「Mr.M」と名乗る者からメールが届いていました。

タイトルは「ひさしぶり」

メールに貼られたリンクを開くと自動的に動画再生がはじまります。

メルセデス事件の惨状を車内から録画したものでした。

ピエロの顔に続いてモニターに映ったのは、スマイリーフェイス。

愛嬌のあるスマイルではありません。ぞっとする笑い顔。

メルセデス事件に使われた車のハンドルに貼られていたステッカーと同じ顔です。

スマイリーフェイスは、ホッジスが31年間警察に勤めたことをねぎらってから、メルセデス・キラーを捕まえられなかったことを話題にします。

被害者たちの生前の写真が映し出され、死んだオーディンやパティがホッジスへの恨みを言い募りはじめました。

スマイリーが言います。

「あの時僕はコンドームをつけていたよ」

興奮して漏らせばDNAを残してしまうから予防措置を講じていたのだと言う動画の製作者は、メルセデス事件の犯人なのでしょうか。

動画は、ノイズとともに途切れ、ホッジスが窓の外を見てもう一度PCの前に戻った時にはメールごと消えていました。

バイトのジェローム

ホッジスのIT知識は、深くありません。

翌朝ホッジスは、庭の芝を刈りに来た高校生ジェロームに「メールが勝手に消えることはあるか」と尋ねます。

ジェロームは、問題のノートパソコンを調べますが、どこにもメールの痕跡はなく、メールを削除するようなアプリケーションがダウンロードされた形跡もありません。

スプリーム・エレクトロニクスの癖のある店員と嫌味な店長

スプリーム・エレクトロニクスは、パソコンを中心に販売する家電量販店のような店です。

女性店員ルーは、今日も客に口答えしています。

同性愛者であるルーに説教する客に言い返したのです。

男性店員ブレイディは、PCに詳しく、客から指名されることもある優秀なスタッフですが、店長のロビーは、ルーとブレイディのふたりを問題児として扱っています。

「君たちを正しい道へ導くために雇っているのに」

これが口癖のいやな店長です。

 

ブレイディの異常な家庭

ブレイディは、スプリーム・エレクトロニクスで働きながらアイスクリームの移動販売もしています。

「大学へ進学する費用を稼ぐため」と本人は言っています。

今はスプリームにフルタイムで勤務ているように見えるので、大学へ行きたかったけれども家の経済状況から一旦それを諦めて就職、資金を貯めて大学を目指すというプランなのでしょう。

家に母親はいるのですが、父親の姿は見えません。

いかにもだらしない母親で、薄暗く散らかった部屋でテレビを見ながら煙草を吸っています。

「こっちへ来て。ママにキスして」というキスとは唇へのキスのことでした。

右手は息子のお腹の辺りへ…

ブレイディはその手を振りほどいて地下室へ駆け込むと激しく自慰。

気持ちの悪い家です。

 

地下PC要塞

地下室には何枚ものPCモニターが設置されています。PC本体は何台あるのか。

ブレイディは、この地下室でずっとパソコンをいじっているのでしょう。

ホッジスの庭のスマイルフェイス

ホッジスがスプリームエレクトロニクスで買った防犯カメラをジェロームが取り付けています。

外の道をブレイディのアイスクリーム販売カーが通り、ジェロームは「おごってくれ」とねだって車の方へ駆けて行きました。

その時ホッジスが庭の隅で見つけたテニスボールには、あの邪悪な笑顔が…

子供たちの相手をするブレイディが、ちらりとホッジスを見て不敵に笑ったように見えました。

動画を送信したMr.Mが知っていること

ホッジスにメルセデス事件の犯人としてメールを送って来た人物が誰なのか、まだ分かりません。

ですが、とりあえず動画に含まれている情報からMr.Mがホッジスについて知っていることをまとめておきます。

ホッジスが31年勤務して表彰され、退職したこと
→公にされていることなので、誰が知っていても不思議ではない

ホッジスが現役の頃に比べてずいぶん太ったこと
最近ホッジスを見た者しか知らない

ホッジスがフレッドという亀を飼っていること
→庭を覗けば亀がいることは分かる。でもフレッドという名は、ホッジス本人に聞くかホッジスが亀に呼び掛けているところを見る以外ない。

Mr. メルセデスS1-1話「嘲笑う男」の感想など

ブレイディの母親が不快すぎて見るのやめようかと思いました。

息子との関係以前に、汚い部屋で平気でいるあの暮らしぶりに生理的嫌悪感が。

…これが感想ってのもなんですが…

1話ではまだ面白いのかつまらないのか判然としなかったのです。

それが2話3話と進むうちに面白くなっていきました。

もしも続きを見るのを迷っているなら、もう少し先まで見るのをおすすめします。

第2話はこちらに