帰ってきた時効警察第6話ネタバレ 温泉ドリアングレイ女将西田尚美回
「時効警察」は、警官霧山修一朗(オダギリジョー)が時効を迎えた事件を趣味で解決するオムニバス形式のドラマシリーズです。
シーズン2「帰ってきた時効警察」第6話のネタバレです。
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「帰ってきた時効警察」第6話「青春に時効があるか否かは熊本さん次第!」あらすじネタバレ
総武署では青春を懐かしむのがブームです。
若返り化粧水「ドリアン・グレイ」が話題になると、ある時効事件が思い出されます。
帰ってきた時効警察第6話の未解決事件
事件が起きたのは、美人女将で有名な「青春旅館」。
この温泉は、若返ると評判の化粧水「ドリアングレイ」の源泉でもあり、女将寺島まゆみ(西田尚美)は、54歳ですが、30代くらいに見えます。
「青春旅館の温泉はただの水道水だ」と噂が立ち、客足が遠のいたのが15年前。
ちょうどその頃隣の老舗「老老旅館」の女将初老フケミが、青春旅館の露天風呂でおぼれて死亡します。
ライバル関係にあった青春旅館の女将まゆみとその娘裕子が疑われますが、ふたりはその時、旅館スタッフとの会合に出席していたアリバイがありました。
事件後、まゆみは若返り化粧水を開発、自らCM出演して、アンチエイジング効果をアピールするとたちまち評判になり、化粧水は飛ぶように売れます。
同時に温泉も人気を回復して今は繁盛旅館になりました。
フケミの死は、事件が事故か分からないまま時効が成立しています。
異常な若さの女将(西田尚美)
総武署では慰安旅行先に青春旅館を選びました。
女将のまゆみは、化粧水のCMで見た通りとても54歳には見えない若さです。
旅館を手伝う娘ののり子は15歳。
女将が40近くで産んだ子だと言うのですが…。
女将の娘は事件当時18歳だったと記憶している三日月しずかは、事件ファイルを確認します。
18歳だったのは、違う娘裕子でした。
のり子には姉がいたことになりますが、まゆみは「裕子は出て行って行方知れずだ」と言います。
15年前に18歳だった裕子は現在33歳。
そして旅館には、まゆみに付き従うサングラスの熟年マッサージ師ツボ師匠がいます。
霧山の推理
青春旅館が若返りの温泉として客を集める中、隣の老老旅館は閑古鳥が。
老老の女将フケミは、生前、青春温泉の源泉の権利を巡る訴訟を起こしますが、敗訴しています。
フケミは腹の虫がおさまらず、青春温泉は水道水だと悪評を流しながら、毎晩のように青春旅館に乗り込み、飲んで暴言を吐く毎日でした。
水道水と噂されては商売が立ち行かず、青春旅館もピンチです。
途方に暮れるまゆみに娘の裕子が「アイディアがある」と持ち掛けます。
親子の作戦はこうです。
まずフケミをこんにゃくを大量に入れた温泉に案内して滑らせ死なせる。
妨害する者を消したら、裕子が真由美に成りすまし化粧品を売る。
娘が母のふりをするので劇的に若く見えて当然。化粧品の知名度向上と同時に温泉客も増える。
母まゆみは、マッサージ師に化けて身元を隠す。
…
霧山にすべてを見抜かれた母子、ツボ師匠と女将は、双方が「全部私がやったのだ」と主張し、「私を逮捕してくれ」と言います。
もちろん時効です。どちらも捕まることはありません。
霧山は「誰にも言いませんよ」カードをどちらに渡すか逡巡しますが、「私が女将です」と言う裕子に手渡し、事件は終了です。
霧山がまゆみ=裕子だと見抜いたポイント
旅館近くの松の木に背丈を測ったらしい傷がありました。
マッサージのツボ師匠は「のり子の成長記録だ」と話しますが、その傷は、のり子の身長よりも高いところにも残っていて、のり子のものではないのは明白でした。
事件当時18歳だった裕子という娘の失踪。
のり子ではない子供の記録をのり子のものと偽るマッサージ師。
まゆみの異常な若さ。
これらを総合すると、通常と逆方向へのサバ読みが浮かび上がります。
シーズン2「帰ってきた時効警察」7話はこちらに