鬼平犯科帳スペシャル「泥鰌の和助始末」登場人物キャストとあらすじ
池波正太郎原作の「鬼平犯科帳」
何度も連続ドラマになっていますが、2001年にレギュラー放送を終えてから14本の2時間スペシャル版が制作されています。
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「泥鰌の和助始末」どじょう-の-わすけ-しまつ
鬼平犯科帳スペシャル「泥鰌の和助始末」は2013年制作のドラマです。
泥鰌は「どじょう」と読みます。どじょう-の-わすけ-しまつ
池波正太郎の「鬼平犯科帳」文庫版(決定版)では7巻に収載されています。
鬼平犯科帳「泥鰌の和助始末」ゲスト登場人物
レギュラーキャストは、すべて中村吉右衛門版の出演陣が続投しています。
泥鰌の和助
演:石橋蓮司
今は手作りの玩具を売る店の主人。かつては名人と聞こえた盗賊だった
ここ数年おつとめをしていなかったが、にわかにきな臭くなる
徳次郎
演:福士誠治
和助の恩人地蔵の八兵衛の実子
八兵衛の死後、和助が引き取って育てた
髪結いをやりながらおみねと深い仲になる
不破の惣七
演:寺島進
盗賊。和助が次のおつとめの助っ人を頼む
おみね
演:酒井美紀
子供時代に惣七にさらわれて以来盗賊稼業の手伝いをさせられ、今では夫婦に
徳次郎とふたりで江戸から逃げたがっている
お静
演:海老瀬はな
紙問屋大津屋の娘
磯太郎
最近死んだ青年
和助が磯太郎の墓を参るとそこにお静がいる
鬼平犯科帳「泥鰌の和助始末」あらすじネタバレなし
盗賊の顔合わせ
うなぎの喜多川を出た和助が近くの茶店に腰かけると、後ろに座った惣七が小声で話しかけてきました。
和助は、盗み働きの手伝いを探していて、惣七は、人集めを引き受けています。
徳次郎とおみね
どこかの船宿では、徳次郎がうなぎ屋のおみねと密会しています。
髪結いの徳次郎は、地蔵の八兵衛という盗賊の息子でしたが八兵衛が死に、八兵衛に恩のある和助に引き取られて育った青年です。
お似合いの男女に見えますが、これは不貞です。
おみねは、「子供時分に惣七にさらわれ、盗みを手伝いながら成長すると惣七の女房にさせられた」と話します。
おみねは、徳次郎とふたりで江戸から逃げることを望み、「逃げるなら今度の惣七のおつとめの晩がいい」と言っています。
惣七が和助を手伝う約束をしているのを知っているおみねは、徳次郎に「和助からおつとめの日を聞き出せないか」としきりに持ち掛け、徳次郎は承諾せざるを得ません。
でも、そうしたことを明かさない流儀の和助は、徳次郎にも日取りを教えることをせず、「女には気を付けなさいよ」と釘を刺されてしまいました。
和助は、徳次郎が他人の女房と会っているのを知っているふうです。
おみねとおまさ
おみねは偶然見かけたおまさに懐かし気に声を掛けます。
「おまさねえさん?」
盗賊時代のおまさを知っていたのでした。
でもおみねが不破の惣七のうなぎ屋へ帰って行くのを見た五郎蔵は、渋い顔です。
惣七は、あちこちの土地を転々としながら適当な盗賊に加わるいい加減な男で、今度は江戸で盗みをする気かもしれません。
おみねがたびたび髪結いの徳次郎と隠れて会っていることも、おまさによってすぐに分かりました。
大工の和助
徳次郎が和助の店に寄るのを見た伊三次が、近所で和助のことを聞くと、元は大工だったとのこと。
大工の和助と聞いて平蔵の記憶がよみがえります。
腕のいい大工の和助は、建てる店に細工を仕込んでおいて何年もたってから盗みに入るので、月日はかかるけれども失敗することもなく、店の奉公人らに刃を向けることもありません。
その手際はどこへでもぬるっと侵入する泥鰌のようだと言われたものです。
ならず者の惣七が江戸に現れ、惣七の女房は往年の盗賊和助の義理の息子徳次郎と密会。
この四人の繋がりの裏には、大きなおつとめの計画があるように感じられます。
でもどこかしっくりきません。
「犯さず殺さず貧しき者からは盗らず」の盗みの三箇条を固く守り、きれいな仕事で知られた和助と、ごろつき同然の惣七では釣り合いません。
墓参りの女
平蔵があとをつけると和助の行き先は寺院でした。
誰かの墓参りに来たのでした。
和助は、一足先にその墓に花と線香を供えて行った若い女とすれ違いますが、それが誰なのか知らないようで怪訝な顔をしています。
鬼平犯科帳「泥鰌の和助始末」あらすじネタバレ版
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