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「チャンス!」シーズン1第1話ネタバレ感想-Dr.ハウスが患者思いの精神科医に

2019年1月7日

chance!(チャンス!)は、Dr.ハウスヒュー・ローリーが主演、プロデュースするドラマです

今度は精神科医ですが、ハウスとはまったくキャラが違います。

そして医療ドラマではなくサイコサスペンスです。

シーズン1は全10話。

ドラマは全部で2シーズンです。

チャンス!シーズン1第1話ネタバレなしのあらすじ

エルドン・チャンス(55)は神経精神科のドクターですが、診察の専門医なので治療をすることはありません。

チャンスの仕事は、患者さんを診て治療計画を立て、適切な医師や臨床心理士を紹介することです。

今日の患者さんは、ブロンドの美しい女性ジャクリン・ブラックストン、39歳。

ダンナに頭を殴られてから記憶障害を起こしているという彼女ですが、もう一人の自分「ジャッキー・ブラック」がいるのだと言います。

多重人格も患っているようです。

かかっていたセラピストが死んでしまったというジャクリンにチャンスはスザンヌ・シムズを紹介します。

チャンス!シーズン1第1話のネタバレ

チャンスの離婚とアンティークの机

医師エルドン・チャンスは、離婚の準備中で今は一人でアパート暮らしです。

一人娘のニコールと妻のクリスティーナは、元の家に。

チャンスは、アンティークの机を売ろうと骨董屋のカールに相談しますが、アールデコのその机は一部装飾が欠けていて、思うような値が付きません。

カールは、真鍮の細工を取りつければ倍の値段で売れると持ち掛けます。

店にはディーという職人がいて、すぐに加工できるそうですが、良心の呵責を感じるチャンスは「しばらく考える」と返答して店を出ます。

多重人格のジャクリン

帰りに立ち寄った書店でチャンスは、先日診察した金髪の女性数学者を見かけます。

夫に殴られて以来記憶障害を起こしているジャクリン・ブラックストンという患者で、かかっていたセラピスト、マイラ・コーエンが急死した今はセラピーを受けていません。

もうひとりの自分ジャッキー・ブラックがいて、ジャッキーは、夫との関係を続けている」と語るジャクリンは、多重人格も発症しているようです。

チャンスの紹介した心理士スザンヌ・シムズのセッションを受けて、今は仕事に復帰しているそうです。

数日後、スザンヌから「ジャクリンが暴行を受けて入院した」との報告が入ります。

ジャクリンは庭に侵入してきた何者かに襲われたと話しているそうですが、夫がやったに違いありません。

彼女の様子を見に病院を訪れると病室には夫のレイモンドがいて、横たわるジャクリンに「俺に任せろ」と言っています。

レイモンドは、チャンスに対してあまり友好的なムードではありません。

駐車場で見かけたレイモンドは、電話で誰かを怒鳴っています。

粗暴な雰囲気の男です。

病院ではチャンスに「帰って」としか言わなかったジャクリンでしたが、退院するとチャンスの診療所へやって来ます。

今はスザンヌの治療は中断しています。

レイモンドが許さないのだそうです。

「夫に殺される」と言う彼女は、「レイモンドはジャッキーを消せる」と言っています。

チャンスはその意味を確かめようとしますが、ジャクリンは「ジャッキーはどうでもいい」と答えます。

スザンヌによるとジャクリンは男にストーキングされていたことがあり、通報で駆け付けた警官がレイモンドだったのだそうです。

おかしな男ばかり好きになる人なのです。

修繕職人ディー

アンティークショップでは、主人のカール・アランが頭に包帯を巻いています。

金を無心する子供が仲間を連れてきてカールを殴り、レジのお金と商品数点を盗んでいったそうです。

修繕職人のディーは自分の留守中に店と主人を狙われたのが許せず、奴らに会って取り戻してきたと言っています。

どうやらディーはとても強いようです。

チャンスの「制裁を下すべき人間は他にもいる」と言う言葉にディーは目の色を変え「たとえば?」と追及します。

クズの退治を自分の使命と考えているように見えます。

趣味なのかもしれません。

数日後、チャンスは、アンティークショップの工房を訪ね、ディーにレイモンドがジャクリンの前のセラピストを殺したとにらんでいることを話します。

それでも自分はジャクリンを助けたいことや、レイモンドは、殺人課の刑事で強敵であることも。

ディーは、チャンスを雑貨店へ連れていくと、店にあったATMで金を下ろせと言います。

いかにも治安の悪そうな場所なのに…

ディーがお金を貸してほしいのだろうと考えたチャンスでしたが、ディーはチャンスの差し出す紙幣を受け取らず、黙って店を出ます。

チャンスのポケットに大金が入っているのを知っている男たちがふたりを尾行しはじめるとディーは、なぜか足を引きずりはじめ、大通りから暗い路地へと入っていきます。

わざと狙われようとしているのは明らかです。

路地の行き止まりで、つけてきた男3人を片付けるのに1分もかかりませんでした。

与えたダメージは「多分死んではいないだろうな」くらい。

精神科医チャンスと、美しい患者ジャクリン、その夫レイモンド、凶暴な正義漢ディー。

こうしてドラマ「チャンス!」の役者がそろいました。

チャンス!シーズン1の感想

ハウスのドラマだ!と思って見始めた「チャンス!」

シーズン1最後まで見ました。

シーズン2で打ち切りと聞いたので「どうかな?」と心配でしたけど、面白くてよかったです。

打ち切りについては

米批評家サイト「ロッテントマト」では批評家による評価は81%、視聴者は87%と高かったが、2017年には487作品というテレビドラマの数の多さに埋もれてしまった作品だと The Hollywood Reporter のティム・グッドマンは言っている。

新ドラマ打ち切り!「Dr. HOUSE」主演俳優|シネマトゥデイ

と書いている記事もあります。

映画やドラマは好みに合うかどうかが重要で、他の人の評価が必ずしも参考になるわけではありませんが、批評家、視聴者ともに80%超えなら当たり確率はかなり高いと思います。

打ち切りは残念ですが、ハウスが違うタイプの医師を演じていることや、医療モノではなくサスペンスだったりする楽しさがあります。

私はDr.ハウスが好きだったので、ちょっと贔屓目が入ってるかもですが、逆に言ったら、ハウスを見ていた人は、懐かしい俳優さん目当てで見始めればストーリーの面白さで最後まで一気に見られる作品だと言うことです。

プリズンブレイクのケラーマンの人(ポール・アンドルセン)も出てます。

さてジャクリンは、見るからに「厄災をもたらす美女」ですが…

1話でもう分かりますよね。

「あなたも危険に巻き込まれるかも」って、自分からチャンスのクリニックへ来ておいて何を言っているんでしょう。

前のカウンセラー、コーエンはレイモンドに殺されたとでも言いたげなのに…

謎めいた修理工ディーはとても魅力的です。

確固たる自説を持ち信念に生きるディーが、どこか輪郭のぼやけたチャンスにこれから何を話すのか。

ディーにはどんな過去があって今のようになったのか。

この辺がいいところです。

骨董屋のおじさんとディーの関係もちょっと不思議な感じですが、最後まで見ると「ああ、この人も……か」と分かるようになっています。

そしてジャクリンにハマるチャンスには、ある意味彼女との共通項があることも。

「精神科医ならジャクリンがどれだけ地雷か分かりそうなものなのに、なにやってんだこのおっさん」と、ちょっとチャンスに腹立っちゃう人もいると思いますが、よく考えると引き合う何かがあったのね、と納得できると思います。

ヒュー・ローリーの出演作品

Dr.ハウスのヒュー・ローリーなら「ナイトマネージャー」にも

「チャンス!」はDr.ハウス以来のヒュー・ローリー主演作ですが、少し前に「ナイトマネージャー」と言うドラマで準主役をやっています。

ナイトマネージャーの方がイメージに合っていると思いました。

冒頭あたりで、ヒューの演じる役の人について「どんな人なんだ?」と聞かれた女性が「ひどい悪人でとんでもなく魅力的な男よ」と答えていて、「絶対それがハウスだ!」と確信。

もちろん当たりでしたよ。ハウスじゃないけど(笑)

ナイトマネージャーはアマゾンで見られます。