「キャッスルロック」シーズン2第1話あらすじ-さすらいのアニー・ウィルクス
スティーブン・キングの集大成とも言えるドラマ作品「キャッスルロック」
謎山積みで終わったシーズン1を放ったらかしにシーズン2は別の物語から始まりました。
キャッスルロックの隣のエルサレムズ・ロットという町が舞台で、S1でよく登場人物が飲んでいたバー「メロウ・タイガー」がちらっと映ったりもしています。
(ジョイがチャンスにもらった包みを開け、中のスマホを見る時に立っている橋のたもとにメロウ・タイガーがあります)
Contents
キャッスルロックシーズン2第1話あらすじ
アニー・ウィルクス
母と娘が車を走らせています。
「笑いの国」を探し求める母アンの旅は、ミネソタ、オハイオ、ウィスコンシン…と続き、幼かった娘のジョイももう中学生くらいの年齢です。
ジョイが学校に行っているふうはありません。
アンは異常なまでに周囲の人々を疑い、ジョイが他人と接触するのを嫌っています。
車が間もなくキャッスルロックへ入ろうとする頃、傍らの小瓶から薬を取ろうとしたアンは運転を誤り、車を横転させてしまいます。
修理が済むまでふたりはここエルサレムズロットに留まるほかなくなりました。
仮住まいのつもりで借りた安キャビンでの生活が始まるとすぐに問題が起こります。
アンには精神疾患があり、薬が必要ですが、病院にかかることが出来ず、正常な状態を維持するのが日ごとに困難になっていきます。
アンは、これまでいつもそうしてきたように看護師として病院に入り込み、薬を盗むことにしました。
やはり盗んだであろうナンバープレートを何枚もストックしていて、行く先々で貼り換えているアンは、身元を隠して旅していたのでした。
アン・インガルスという名も偽名です。
ある晩アンは、自分の本当の名をネットで検索しました。
そこには殺人でFBIに指名手配されている若い頃のアンの写真が。
指名手配犯の名は「アニー・ウィルクス」
※アニー・ウィルクスは、キングの「ミザリー」の登場人物で、ある作家の「ナンバーワンのファン」を自負する看護婦です。
キャッスルロックシーズン2は2019年のお話で、「ミザリー」のアニー・ウィルクスは40代くらいでした。
このアニーとあのアニーは同じ人ではあり得ないことになりますが、かと言って全く無関係なはずがなく…ここをどうするんでしょう?
よく考えたらふたりのアニーはヘアスタイルも同じですね。
エルサレムズ・ロットについて
エルサレムズ・ロットという場所は、実はシーズン1にも登場します。
弁護士ヘンリーの息子ウェンデルが一人でボストンへ帰るバスに乗ったものの、何かに誘われるようにふらりと下車してしまった町がエルサレムズ・ロットでした。(シーズン1第8話)
ウェンデルは、バス停からキャッスルロックの森へと歩き、そこで発見されます。
エルサレムズ・ロットは、キャッスルロックと森を挟んで反対側にあるのではないかなと思います。
エルサレムズロットという町は架空の場所ですが、スティーブン・キングの短編に「呪れた村〈ジェルサレムズ・ロット〉」という作品があるそうです。
(「ナイトシフト」に収載)
Jerusalem’s Rot=ジェルサレムズ・ロット=エルサレムズ・ロット でしょうたぶん。
キャッスルロックシーズン2の登場人物についてはこちらに
キャッスルロックシーズン2第1話あらすじ-ネタバレ版
以下ネタバレです。
読みたい人はタップで開いてください。
第1話の感想
エースがバカ過ぎて。ね。
第2話はこちらに