【あしたのジョー全出来事80】白木ジムと丹下ジムの特訓 ふたりとも負ける?
力石は、バンタムのウェイトを保つため、相変わらずサウナのような部屋で練習をしています。段平と西がふたりがかりでジョーをアッパー攻撃する特訓は、連続アッパーからふいにストレートを出すスタイルにグレードアップしています。原作とアニメの相違点ジョーの特訓の進捗が違います。アニメではこの時点で、アッパー→ストレート×クロスカウンターを習得していますが、原作では難航して、試合の前日にようやく成功します。
力石は、バンタムのウェイトを保つため、相変わらずサウナのような部屋で練習をしています。段平と西がふたりがかりでジョーをアッパー攻撃する特訓は、連続アッパーからふいにストレートを出すスタイルにグレードアップしています。原作とアニメの相違点ジョーの特訓の進捗が違います。アニメではこの時点で、アッパー→ストレート×クロスカウンターを習得していますが、原作では難航して、試合の前日にようやく成功します。
この西の名言「あの人は根性があるよってに」は、ほとんど取り上げられるがなく、これからも注目されることはないでしょう。「根性があるよってに…」あの人は強いからとか、あの人は天才だからではなく、根性があるから。西は、自分が力石のように世界タイトルを狙うような選手になれると思っていないでしょう。それは資質の違いです。でも、才能では負けていても、根性でなら勝てるはず。このときから西は、泣き言を言わなくなり、地道に勝ち星を積み上げていきます。アニメにはこの場面がありません。
「痩せさらばえる」と言いますが、今夜の力石がちょうどそんな風情です。ガウンを脱いだ力石の体に後楽園ホールは、声を失っています。闇雲にアッパーを出してはかわされ、いたずらに体力を消耗するだけの力石は、外観だけでなくそのパンチにも見る影がありません。客席のジョーは怒り出しています。
ジョーと力石の対戦に反対のスタンスだった段平が、試合を承諾しました。少年院時代に「プロで決着をつけろ」と言ったの誰よ、と思わないでもないのですが、あの頃はまだ、ジョーと力石の不思議な結びつきがここまで強いものとは思っていなかったのでしょう。ジョーと力石は、段平の思惑を超えてしまっているのです。段平の不安は、段平自身の想像をも上回る形で実現されるのですが、ジョーにも力石にも、試合を見送るという選択肢はありえず、運命は加速しています。
水絶ちのため、地下倉庫に鍵をかけて水道と自分自身を遮断しようというのです。これ、あと何日やるつもり?ジョーとの試合はまだ、実現すら決まっていないのに。一言も話をせず、リンゴの力石にあからさまに引いている風のふたりですが、席順から考えると、このふたりが葉子の両親なのかなと思います。影が薄いこのふたりが親?白木家もやっぱり変です。
葉子には力石がひどい減量をしてまでジョーと戦う理由が分かりません。人には、これをやって死ぬならそれで構わないと思うことがあります。葉子がそれを理解するのは、ずっとずっと後のことです。もがき苦しみながら、最後にその答にたどり着いた葉子を知っているから、今のこのウザ葉子にもエールを送りたい気持ちになります。でもさ…やっぱもう黙っときなよ。
ウルフ戦後、ジョーが寝込んでいる間に周囲の状況はアップデートして、もう次の戦いが近づいています。少年院に入る前はウェルター級でした。アニメはこの回、第41話「力石徹の挑戦」からエンディング曲が「力石徹のテーマ」(歌詞つきのほう)に変更されます。力石の知るジョー豚に乗って脱走しようとしてた脱走阻止したら泣きながら殴りかかってきたけどジャブ意外さっぱり1分で倒そうとしたら、眼も見えない状態になっても立ち上がる
トリプルクロスというのは ウルフ左ストレートジョー右でクロス (ここまでがクロスカウンター) ウルフ、ジョーの右腕をはじきとばす ウルフ、右ストレートで刺そうとする (ここまでがダブルクロス) ジョー、ウルフの右に左ストレートでクロスジョーはこの後、たくさん試合をしてたくさんの勝利を手にします。でも改めて考えると…勝った試合の中で一番うれしかったのは、この試合でしょう。
クロスカウンター:ウルフ左ストレート→ジョーが右ストレートをクロス→ウルフダウンとなるのが普通ですが、ウルフのダブルクロスはウルフ左ストレート→ジョー右をクロス↓ウルフ、ジョーの右腕を左ひじではじきとばす同時に右ストレート→ジョーダウン、ウルフはノーダメージと、こういうテクニックです。大高もウルフも勝利を確信しています。