【あしたのジョー全出来事158】後には真っ白な灰だけが残る
「あしたのジョー」すべての出来事を漫画とアニメの違いを確認しながら振り返っています。 アニメ、漫画の 続きを読む…
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エキシビションでの出来事なので、原作だけでアニメにはありません。原作とアニメでは、引退後の西と丹下ジムの関係が、かなり違います。アニメでは、林屋で働きながら最後までジョーの試合にはセコンドとして参加する西ですが、原作では、そうはなりません。林屋さんから頼りにされ、仕入れや取引先との商談にもあたるようになると、ジムからは足が遠のきます。
ジョーのロープ際作戦に段平は反対です。スパーリングでジョーがカーロスを本気にさせたのが、ロープの反動を利用したカンガルークロスだったのは事実だけれども、あれほどの選手が同じ手を二度食うわけがないというのです。でもジョーは、二度食わない敵だからこそ勝機があると考えているようです。
連敗のジョーを見かねた段平は、丹下ジム解散を決意します。林屋さんは、本当に神さまのよう。西だけでなくジョーも本雇いで引き受けると言っています。まるで仕事ができなかったジョーまで雇ってくれると言うのは温情にほかなりません。置いてやってると思われながらその場にいるなんて無理。ジョーにはもとよりボクシングをやめる選択肢はなく、林屋には行きません。
紀ちゃんが楽しみにしていた向島百花園の約束をジョーは忘れていました。紀子は怒って帰ってしまいます。一方の西はこぶしをいためて練習相手も出来ず、いつでも紀ちゃんと遊びに出かけられる状態です。アニメ2では、約束があったわけでなく、紀子は「試合が終わったらどこかへ遊びに行かない?」とだけ言います。ジョーも「いいね」と答えていますが、見るからに生返事で、紀子は複雑な表情。タイガーとの試合でテンプルを打てなくなっていることが明らかになるので、この後は遊びに行くどころではなく、結局実現しません。
原作とアニメの相違点原作では、ジョーがひとりでサンドバッグを叩いているところへ紀子が顔を出します。振り返ると、紀ちゃんがシンプルな気持ちでジョーにときめいていられる時期はもう終わっています。読者がシンプルな気持ちでジョーを見ていられるパートも、もう終りです。破天荒で型破りな楽しい少年だったジョーは、神秘性を深め、ますます魅力的になっていくので私たちは困ってしまうのです。
山谷の恋愛事情が。この場面がなくても、林屋が最初に出てきたときから西→紀ちゃん紀ちゃん→ジョージョー→ボクシングこうなることは、分かりきっていたようにも思いますが…では紀子の両親は、どう思っているのか。林屋のおやじさん=紀ちゃん父は、ジョーを気に入っていますよね。林屋おかみ=紀ちゃん母は、ジョーをあまりよく思っていません。紀子の相手にどちらがいいのかとかという話になると…