「ザ・テラー」S1第7話「狂気の晩餐」ネタバレ有と無のあらすじ
「ザ・テラー」は、ダン・シモンズの小説「ザ・テラー 極北の恐怖」をドラマ化したものです。
10話で構成される「ザ・テラー」シーズン1第7話のあらすじを紹介します。
7話からは船を棄てた後の話になり、この回からカニバリズムの気配が漂いはじめます。
Contents
「ザ・テラー」 エピソード7「狂気の晩餐」のあらすじネタバレなし版
船を棄てる日が来ました。
ここから先は荷物を載せた橇を引いて歩かなければなりません。
行軍は困難を極め、隊員の一部には不満が充満しています。
そんな折、岩場に並ぶ生首が発見されます。
エピソード7でよく見て欲しいポイント
- ヒッキーから犬の肉を見せられたホジソン海尉の誤解
ザ・テラー エピソード7「狂気の晩餐」のあらすじ-ネタバレ版
前途多難な陸路移動
陸路での移動が始まりました。
大量の荷物を引きずりながら凍った海の上を進むのは、容易ではありません。
橇は重く、足元は悪く、隊員の体力は低下しています。
日本の探検家荻田泰永氏とライターの角幡唯介氏がふたりでキングウィリアム島を徒歩で縦断したことがあります。
その体験を書いた本が「アグルーカの行方」です。
フランクリン隊と同じルートをたどるのを目的とした探検で、やはり橇を引きながら歩くのですが、地図で見ると平らな島も、あちこちに乱氷帯と呼ばれる氷の山ができていてます。
橇を運びながら崖のように切り立った氷の壁を登り、向こう側へ降りるときには、橇を投げ落とすほかありません。
そうして壁を乗り越えてもすぐにまた次の壁が現れ、想像以上に消耗します。
本には、極寒の地では異常にお腹がすくことも書かれていて、フランクリン隊の行軍がいかに過酷だったか思い知らされます。
この時隊員たちが不要なものまでソリに乗せているとフィッツジェームズが言っていますが、これは本当の話のようです。
詳しくはこちらに
10 ザ・テラーの中の実話:フィッシュ川に陸路で向かう際の荷物が多すぎ
救援は絶望
What does @GC think of the upcoming @TheTerrorAMC from Ridley Scott? Only that the "trailer will give you nightmares." Read: https://t.co/hlIZ0eLcAe #ScottFreeProductions pic.twitter.com/xPprn2wHQu
— Ridley Scott Associates (@RidleyScottCG) January 25, 2018
30kmほど進んだ地点で見回りに出た隊員が、人の生首が並んでいるのを発見します。
フランシスが派遣した救助を要請するための小隊でした。
トゥンバックに殺されたのでしょう。
隊員は南から救援隊がやってくると信じていますが、要請を受けていない救援隊が来るはずはなく、もう救助が来る望みはなくなりました。
フランシスは、この件を隊員には話さずにおくことにします。
モルフィン発狂
ずっと頭痛に悩まされているモルフィンが、とうとう殺してくれと言い出しました。
どうしてやることもできず、みなが遠巻きに眺めているうちにモルフィンは、傍らにあった銃を取ってフランシスに向けます。
自分が何をしているのか分からなくなっているようです。
説得に応じず銃を構えたままのモルフィンが誤射すると、フランシスの後方でモルフィンに照準を合わせていた隊員が引き金を引き、頭痛は永久に消えました。
モルフィンの目の動きを見ると狙撃手が自分を狙っているのに気付いています。
発砲すればすぐに撃たれると分かっていてわざと地面に向けて撃ったように見えます。
また、横で見ているヒッキーは、この時銃を手に入れることの重要性に気付いたともとれる顔つきでいます。
この場面は第7話23分25秒あたりからです。
こちら→「ザ・テラー シーズン1」からどうぞ。
モルフィンの頭痛の原因ははっきり語られていませんが、鉛中毒の症状には頭痛があります。
ヒッキーの反乱
Who is Hickey? Find out more when #TheTerror continues next Monday at 9/8c on @AMC_TV. pic.twitter.com/lliizq0xXZ
— The Terror: Infamy (@TheTerrorAMC) May 1, 2018
ヒッキーが動き出しました。
ある程度の人数と士官クラスの誰かを含むグループを作り、本体から割れる計画です。
フランシスが給仕のジョプソンを三等海尉に抜擢するとヒッキーは、ホジソン海尉を反乱グループに誘い込みます。
ヒッキーの理屈は、「たとえ狩りで収穫があってもこの人数では一人一人の分け前はごくわずかだが、少人数の隊なら一頭分の肉でも充分食える」というもの。
人数が多ければ狩りに成功する可能性も高くなるのだから、結局同じじゃない?と思いますよね。
ヒッキーはもう人肉食を視野に入れているのでしょう。
イヌイットとの遭遇で全員生存の道が
良いことなど何もない行軍の途中、全員が助かる可能性が浮上します。
缶詰の代わりになる食糧を得るため、狩りに出た小隊がイヌイットの集団と出会います。
小隊を率いるアーヴィングは、ヒッキーとファーをその場に残してイヌイットと話をしに行きます。
イヌイットは友好的で、アーヴィングに食べ物をくれました。
イヌイットの助けを得られれば、きっと全員が生き残れます。
でも、それを良く思わない者がいました。
イヌイットを待たせてヒッキーたちのところへ戻ると、二人は少し遠くで倒れているように見えます。
どうしたことかとアーヴィングが駆け寄ると、ヒッキーは突然起き上がり、アーヴィングにナイフを突き立て殺しました。
ヒッキーの足元にはファーとアーヴィングの遺体が転がっています。
ヒッキーが人間的な倫理を持っていなかったとしても、この状況下で生存よりも良いことはないはずです。
ヒッキーは、反乱軍の王になる夢に取り憑かれています。
8話のあらすじはこちらに
「ザ・テラー」S1第8話「反乱」ネタバレ有と無のあらすじ感想周辺情報など